烏兎伝

いちごみるく

プロローグ

第一公主、玉兎

第二公主、金烏

それぞれ月と太陽の異名をつけられた晁王朝の双子の公主たちは、父である先帝の死後、生前から書かれていたという遺書により玉座へと登った。

15の少女が帝位に着くという前代未聞の事態に色々な思惑が宮廷中に、いや世界中に飛び交った。

寵妃の娘を帝位につけたかった故のものなのか、それとも誰かが偽装したものなのか誰も知らない。

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