第175話 乱戦
既に戦闘は開始している。
僕たちは真神教徒の手下の後方から魔法を打ち込む。
「なんだ!?」
「敵襲!!後方より敵襲!!」
乱戦が始まる。
アイシャが蹴る。
メイちゃんが凍りつかせる。
アリオスさんとイリーナさんが切り込む。
ケーラさんがナイフで首を切りつけていく。
そして僕が片っ端からぶっ飛ばしていく。
前方の方を見ると、エルフの戦士たちはかなり善戦していた。
バムとその仲間二人は中々やるようで、バムはケヴィンさんと元戦士長が、その仲間の二人の女性はエルマさん率いる戦巫女3人で対処している。
押しているようだ。
危なかったな・・・
訓練してなかったら一方的にやられてたかもしれない。
「ほほほ・・・いつのまにこんなに実力をあげたのでしょう・・・気になりますが、それどころではなさそうですね。みなさん。配ってあるポーションを飲みなさい。」
ちっ!魔狂薬か!!
バムの手下がみんな汚染された状態になっていく。
一気に押され始め、流れが変わった。
バムとその仲間の女性二人も魔狂薬の影響で強さを大きく向上させた。
もう、ケヴィン達では抑えきれない。
「ほほほ!死ねぇ!!」
「ば〜か。させるわけないだろう。」
「ほ!?」
僕はバムの顔面に893キックを入れ吹っ飛ばす。
女性二人の方にもアイシャとメイちゃんがついた。
顔面から血を流したバムが起き上がってこっちを指差して叫ぶ。
「なんですかお前らは!!」
「通りすがりの者です。」
「ふざけたことを〜!!」
「いえいえ、あなたの顔と身体程ではありませんよ。雪だるまみたいな身体しちゃって、笑い死にさせようとするとは・・・恐ろしいですね。」
「〜〜〜!!!お前〜〜!!」
「ところで、お前さっきエルマさんに無茶苦茶なこと言ってたな。覚悟しろよ?」
「うるさ〜い!!
「お前の方がうるさいよ。」
「ぶひっ!?」
僕はまた顔面を殴りつける。
バムは鼻を押さえている。
・・・こいつ弱いなぁ。
カワキやフェイルとは比べ物にならない。
「な”、な”んだぎざま”!?」
バムは魔法を打とうと手のひらをこちらに向けたので、ストレージから取り出した刀を手のひらに突き刺した。
「ギャアアアあああぁァァァァ!!!で、でがああああ!?」
「お前本当にうるさいな。」
僕は刀をさらに振り逆の手の指を数本切り落とす。
「うびゃあああぁぁぁっぁぁ!?ゆ”、ゆ”びい!?」
「真神教なんてのに入ってやりたい放題やったツケを払え。」
僕が横薙ぎに刀を振るうとバムの頭と首は離れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます