第98話 そして物語は続く。
私が描いた物語も、そろそろ節目が来そうだ。これまでたくさんの人たちを生み出し、彼らの紆余曲折を描いてきた。だがある時を境に、私の頭の中では様々な人たちが突如勝手に現れ、「私たちの物語を書け」と急かすのだ。全く、休む間もない。だから私は筆を取る。彼らの生きた証を人々に伝えるために。
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