旧約・正しき路に光は現る

秋雪 こおり

プロローグ ~異世界転生~

第一話 嫉妬と誤解

「あなた、浮気していたの!?」

彼女は僕が帰って来るのを待っていたかのように玄関前で待っていた。

ただ、明らかにという不吉極まりないワードが含まれている上に、彼女の手には包丁が握られていた。

ただ、僕はこれを知りながら彼女に事の経緯を説明しようとする。

「店での出来事は友達の相談に乗ってただけで…」

「あなたの言い訳なんてどうでも良いわ!」

彼女はそう言い放つと手に持っていた包丁で僕を刺した。

2回刺されたあとのことは全く覚えていない。

人間は強烈な痛みに失血を合わせると簡単に気絶し、そして死ぬ。

…ん? でも死んだら物事を考えられないはず。

これは一体?

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