ダーウィンのオモワレ体質
くま田さとる
序文
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
——イギリス生物学者ダーウィン【Charles Robert Darwin】
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イギリス生物学者ダーウィン【Charles Robert Darwin】の進化論に従えば、猿が進化をしたのが人間なのであろう。
その進化とは、猿の身体が年々と、徐々に、変化をしていった果てに、人間になったと解釈もできる。
ダーウィンの進化論における『人間』はもう進化を終えてしまったのか。――変化を終えてしまったのだろうか。
変化が終えていないとしたら、今も『人間』は徐々に変化をしていて、別の何かへなろうとしている。
果たして別の何かは進化と呼べる変化なのであろうか。進化ではない、進化の反対である退化と呼べる変化も考えられる。
――若しくは、進化とも、退化とも呼べない別の何かなのかとも。
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