無双代行人アズマ
鳥柄ささみ
第0話 プロローグ
とあるところに、あらゆること問題を解決する何でも屋がいた。
内容は問わず、企業の案件から個人のことまで、些細なことからビッグスキャンダルまで数多くの問題を解決してきた実践があり、なんと報酬も無料という破格。
普通であれば誰も彼もが依頼をし、たくさんの人々が殺到しそうなのだが、その何でも屋は一般の人々が訪れることはできなかった。
というのも、そこに辿り着くには二つのものを持ち合わせていないといけないからだ。
一つは善良な心。
依頼人は
それからもう一つは、その人物にとって非常に困った案件であること。
自分の力ではどうにも解決できない案件や、藁をもすがる思いで依頼する案件など、一般的な方法では解決が難しいであろう事柄は大歓迎であった。
そしてこの二つさえ持ち合わせていれば、その何でも屋のところへ自ずとたどり着けるのだ。
……いや、正確には彼らのところに導かれるように縁が結ばれるといったほうが正しいか。
今日もまた、善良な心を持った迷える人々が何でも屋「無双代行人」ことアズマのところに訪れるのであった。
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