重く、憂鬱な日常から物語は始まり、主人公の語る暗い想いには誰もが共感を抱いてしまうはず。そうして、一緒に沈んだかと思えば最後には明るい世界へと掬いあげてさえもらえる。よくある『刺激的』な作品とかではなく、読者に『寄り添う』素敵なお話です。