「風邪が治ったぞぉぉぉぉぉ!!」

「イエエエェェェェイ!!」

「と言うわけで、こちら看病お礼のスイーツとなります」

「えー？　そんな気にしなくていいのにぃ。私とオウカの仲じゃーん」

「その割にニッコニコで受け取るのな。まぁ、コンビニのだけどな」

「最近のコンビニは、美味しいの多いから嬉しいよぉ。これけっこう良いものじゃない？」

「なんか、どっかとコラボフェアやってたから」

「じゃあさ、半分こしよーよ。私も看病してもらったからお礼したいけどなんも買ってないし」

「いや、俺が看病したのは１日だけだし。アスカの方が看病大変だったろ？」

「私がうつした風邪だから、お互い様じゃないかな？」

「そうかなぁ……？　俺の方が世話になっちまった気がするんだけど……」

「いーからいーから、半分こねー」

「じゃあお言葉に甘えて……」

「うんうん。あ、お茶入れるね。あったかい緑茶にしようか」

「あー……それじゃせんべいとかも出すか。せっかくだしおやつタイムだ」

「やだ、甘いのとしょっぱいのでループが止まらない……」

「もとはと言えばその辺の食べ過ぎと運動不足が発端だったよな……」

「……ソウダネ……ウンドウモガンバル」

「これでやっと出かけられるなぁ。家でアスカとダラダラするのも楽しかったけど」

「そうだねぇ。でも病み上がりだから無理はしちゃダメだよ？」

「んー……そうだなぁ……。おやつ食べたら今日は家で大人しく宿題でも……」

「オウカ!!　出かけよう!!　家に籠ってばっかりだったんだから気晴らしをしないと」

「凄い掌返しを見た」

「宿題は夜でいーじゃーん……昼は遊ぼうよぉ……」

「でも出かけるって言ってもどこ行くよ？」

「どこでもいーよー、オウカと一緒に遊べるならー」

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