会話45.休みの計画
「明日から夏休みー。夏休みー。このコンビニともしばらくお別れー♪」
「テンションたけーなアスカ」
「だって高2の夏休みだよ!! 人生で一回しかない高2の夏休みだよ!!」
「いや、留年すれば2回目あるんじゃないか?」
「そういう無粋なツッコミ禁止!! でさ、何する? 何する?」
「んー、今年も夏祭り行くだろ、花火大会、プール……。あー、キャンプとかも行きたいよな」
「そういえば、キャンプやったことないよね」
「移動できる手段が無いからなぁ。今年は父ちゃんが車出してくれるなら、行ってみたい」
「テントで寝るんだよね。寒そうだからピッタリくっついた方が良いのかな?」
「なんでだよ、寝袋で寝るんだからくっついても意味ないだろ」
「二人用の寝袋とか無いのかな」
「なんでそう二人で寝たがるんだよ……」
「キャンプだったら、やっぱりバーベキューかなー。パパとママも来れたら楽しそうだなぁ」
「うちの母ちゃんは恨めしいってメッセージ来そうだな……」
「おばさん、夏休みは帰ってこれないの?」
「んー……もしかしたら帰ってこれるかもって言ってた」
「もしも帰ってこれたら、久しぶりに全員集合だねぇ。お姉ちゃんも帰ってくるはずだし」
「だったらその時にキャンプ行きたいなー……」
「テント足りるかな? パパとママでしょ、おじさんとおばさんでしょ、私とオウカでしょ、お姉ちゃんとその彼氏さんでしょ……4つあるかな?」
「いや、待てや。なんで男女一緒に寝させようとするんだよ」
「そりゃ、気を使ってだけど? やっぱり夫婦と彼氏彼女は一緒じゃないと」
「それで俺とアスカだけで寝るって、親が許してくれるか?」
「幼馴染だから良いのー。あ、それとも……」
「ん?」
「オウカと私で……一夜の楽しい思い出、作っちゃおうか?」
「……そーゆーこと言わないの」
「顔赤いよ? ニシシ。でも、いっぱい思い出は作ろうねー」
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