会話33.買い食い

「買い食いー、買い食いー。買い食いはなんでこんなに楽しいのー♪」


「飯前にあんまり食うと太るぞ」


「辛ーいフライドチキンだから大丈夫。それに、タンパク質は強い肉体を作るのに必須なのよー」


「馬鹿な……それ以上強くなろうと言うのか……!!」


「具体的に言うとおっぱいが大きくなります」


「具体的に言わんでいい。それに強いのかそれは」


「胸部装甲の強化は必須なのよ。まぁ、オウカは私なら何でもいいみたいだけど、それでもおっきいのが好きでしょ?」


「……否定はしない」


「好きでしょ?」


「だから否定は……」


「好ーきーでーしょー?」


「はい……好きです」


「よろしい。素直なオウカ君には辛いフライドチキンを一口あげましょう」


「いや、俺辛いの苦手……」


「これ、辛いけどたぶんオウカも好きな味だよ。行ける行ける!」


「えー? ダメだったらどうするんだよ?」


「んー……次の休みにおうちでチョコレートケーキ作ってあげる。ガトーショコラ」


「……マジ?」


「生クリーム付き」


「いただきます」


「めしあがれ」


「あ、結構美味……辛っ!! 辛い!! 辛い辛い辛い!! すげえ辛い!! アスカなんでこれ平気なんだよ?!」


「えー? そんな辛い? おいしーよ?」


「いや、マジ辛い……涙出てきたんだけど……」


「あ、オウカ食べたところ……追い激辛スパイスかけたところだ……」


「うぅ……舌がひりひりする……」


「どれどれ見せて……。ちょっと赤くなってる? わかんないや……。オウカの舌っておっきいねぇ。見てるとドキドキしちゃう。舐められたら……」


「それ以上は止めい」


「はーい」


「それじゃ約束通り、休みの日にはケーキ作ってもらうぞ……」


「はいはーい。楽しみにしててねー。白いクリームもたっぷり付けて……生クリームってエッチだよね?」


「だから止めろ、ここ外だから」

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