美醜逆転⁈転生したら私が女神だといわれているのだが…

みょんみょん˙꒳​˙)

第1話 紅茉耶

 私は紅茉耶くれない まや、元会社員の現在自宅警備員。本を読んだり書いたりするのが好きな41歳独身だ。

 41歳になってまだ独身なのは、自分自身が独り身を望んでいるからではない。


 理由はいたってシンプル、ただただ私の容姿に問題があったのだ。

 私の顔は平凡以下、それどころかブスという部類に入る顔をしている。

 そのため、「性格はいいんだけどなw」「いや、ごめん!俺ブスには興味ないから!w」等々散々なことを言われ続けること41年。

 実の両親にさえも「もう少し可愛く生まれてくればよかったのにね」などといった言葉をなげかけられたこともあった。

 まぁそんな両親は私が30代の時に事故で亡くなってしまったのだけれども…。


 両親以外に血縁者がいない私は、両親が亡くなったことによって本当の意味で一人ぼっちになってしまったわけだ。


 そんな私は今も現在進行形で彼氏いない歴=年齢の自己ベスト記録を更新し続けているという現状。

 悲しいかな………


 そんな私でも、なんとなくいい感じにまで行ったことはあったのだ。

 まぁだが…。


 共通の好きなものから仲良くなった男友達がいた。

 その男友達は私の顔について何も言わない上、しっかりと内面を見て接してくれる紳士な人だった。

 それに私の内面が可愛いと言ってくれることもあったのだ。

 これはいけるのではないかと思っていた私は、勇気を振り絞りその人に告白をしたのだった。


 しかし、結果はNO…。

 まだ断られるだけならよかったのだ。

 だが、彼は告白した私に対して、

「え?そんなこと思って俺と接してたの?いやないわ~w内面は良くてもその顔はちょっと無理だわ!ww」

 と笑いながら軽~く却下されてしまったのだ。


 これにはさすがの私も凹んでしまい、その男友達とは縁を切り、家に殆ど引きこもるようにして生活するようになった。


 そのために、働いていた会社を辞め、もともと好きだった本を書くことでちょこちょこ収入を得ながら生活をしている。


 話が少しそれてしまったところもあったが、はっきり言おう。

 ………



 結婚したかった!!!!!!



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