プロローグ 生
目が覚めると不思議な空間にに倒れていた
辺りには何も見えず一歩先は奈落、むしろ今立ってるところに地面があるとも思えない
俺はさっき死んだはず...ただ最後に見えたあの影は何だったんだろう
「ようやく起きたみたいだね、まずはおはよ~」
直接脳内に響き渡るかわいらしい声
(せめて姿が見たいこんな幼い声ならきっと最高のロリっ子...)
「失礼だね君、僕はこう見えても神だし、それに君より何百倍も長く生きてるんだよ?よって僕はロリじゃない」
(残念だ、俺はロリババァでも構わんさ)とか心の中で思う
「やめた!ほんとはいつもこの後姿を見せるんだけど、君には見せない!ふん」
なにやら拗ねてしまったようだ、真っ暗な空間に突如パソコンが生み出される
「これは...パソコン?」
「そうパソコン!姿を見せないって決めたからねこっからの案内はそのパソコン君に任せるよ、画面の案内に従って進んでね」
画面には『名前入力して下さい』と表示されている
名前か...名前にはよくゲームで使っていたキャラクタの名前を使った
「グレーステ・シュテルケ.........最強......ね、名前負けしないようにねwww」
普通に馬鹿にされた...確かにゲームやってた時も名前負けしていた、プロのゲーマーでも無いし特別ゲームがうまかった訳でもない、だから名前負けと言われると少し悔しい
名前が決まったので決定ボタンをクリックした。
すると画面が切り替わる次に表示されたのは『容姿を決めてください、欲しい能力は下の欄に一つだけ記入してください』
見た目の設定は大事だ生きていた頃はそれこそ可もなく不可も...不可はあったかな...
まぁゲームの時と同じ設定が安牌かな、まずは髪、色はやっぱり銀色、瞳は赤、髪の長さは腰くらいで、身長は180くらいかなぁ
ピロリン!
『要請を受諾、記入欄を一つ増やします』
突然パソコンから音が発せられる、なんだ? 記入欄を増やすってどこが増えたんだ?
先が気になり画面をスクロールさせていくと最後の枠が増えていた
叶えられることが2つ....
これは慎重に決めなければならない、例えば『不老不死』老いぬ体に死ねない命、どんなに痛めつけられても死なないのは逆に考えれば死にたくても死ねない
しかも再生能力がないと四肢を失ったらもう終わりだ、これはやめよう
ならば『無限の魔力』なんてのはどうだろう、強力な魔法を覚えて連発すればどんな敵でも倒せ...るだろう...魔力があった所で俺に魔法の才能があるとは限らない、宝の持ち腐れになってしまうかもしれない、
ならば、『無限の魔力』と『すべての魔法の習得』この2つならば強力な魔法を何度も使える、よし!これに、待てよもし魔法無効系の敵が出てきたらどうする、なすすべもなく死ぬのか....
やはり、近接!『肉体能力向上』系が安牌か!どんな攻撃喰らっても平気な肉体があれば怖くない、通常攻撃最強なら魔力も必要ない、よし...ステータス上げよう、ってステータスってどんな感じなのだろうか
さっき飛ばしてしまった場所まで画面をスクロールすると現在のステータスが表示されていた
Lv.1
HP...23
MP...15
ATK...20
DEF...15
INF...5
RES...1
SPD...8
成る程...俺弱すぎ?
RESが1?どうゆう意味か分からないけど1って弱すぎないか?
「あのー神様、これってそれぞれどうゆう意味なんですか?」
「これ?あぁステータス?上から体力、魔力、攻撃力、防御力、魔法攻撃力、魔法防御力、で最後に素早さだね。意味はそのままだよ」
なるほど、つまり俺は魔法防御力が1か...どんな魔法喰らっても一撃で死にそうだな...
そうか!ステータスの数値を最大にすればいいんだ!それなら最強だ!よしこれにしよう。
「あのー神様ステータスの最大値ってどれくらいですか?」
「一般的には9999だね。」
4桁か...でもそうゆう世界ならそれで最強になれるな...
「・・・」
「・・・」
悩む...もし仮にこの上限を解放できたのならステータスは上がり続けるのか?上限を解放すればいずれは最強になれる
「・・・あ!そうかどの道2つあるんだし『上限解放』と『ステータス最大』にしよう」
でもどうなるんだ?上限を解放、でも最大?天井は無いのか?これも試してみる価値はあるかもしれないな、
「まだ?こんなに長考する人初めてだよ?何時間いるつもり?」
いい加減しびれを切らした神様が呆れた眼差しを向けて来る
よし決めた!この2つだ!「ステータスの上限解放』と『ステータスの最大化』だ!
でもなんだったのだろう、なんの要請を受諾したんだろう?わざわざ俺の願いを2つにするなんて...
誰が何の為にこんな事をしたんだろう。
「じゃあ決まりだね、それと君は強くなりすぎるから別の世界に転生させるね」
「え?もしかしてファンタジーな世界じゃないところ...ですか?」
そうなったらステータス高くしても意味ないじゃないか...
「そうゆうわけじゃないよ、ただ君には『修羅の世界』に行ってもらうよ」
「なんですか、そのやばそうな名前の世界は...」
「修羅の世界はね、すべての平均レベルが高いのモンスター村人、空気、重力、地面その他もろもろすべてのレベルが高いの。ほんとは普通の異世界に転移させようと思ってたんだけどね」
「え...俺のレベルはいったいどうなるんですか?」
「もちろん1だよ、ちなみに一番弱いとされているスライムでさえレベルは3000くらいだよ」
「無理ゲーだろ...」
「まぁ君なら大丈夫だと思うよ、それじゃあ早速行ってらっしゃい」
「え!?ちょっと!まっ!!!?」
不思議と自分の体が浮き始める、やがて目の前に闇を凝縮させたかのように空間が歪む、その闇はものすごい吸引力をもっており、自分ではあらがえそうもない
最後に神様が姿を見せてくれた、予想通りのロリっ子だったあどけなさの残っている瞳、透き通るような白い肌ぴちぴちのホットパンツ、紫色の髪に猫耳型のニット帽を被っている。
(やっぱ最高のロリじゃないか)
「あ、最後に...僕の名前はロキ。狡猾神ロキだよ!次に会うとしたら敵として...」
えぇぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!?!?!?!?!
そして俺の視界は闇に包まれ再び目を開いた時俺の回りは木々が生い茂る森林だった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます