第5話 僕はごねる

 僕が君にごねているせいで如月は泣いてしまった。 

 

  主よ、完了した! 僕の生涯の下準備を...。


これから、死ぬ覚悟を享受し、肉体から離脱する事を宣言する。


あと、もう少しで私の祝福日なのに...。

僕自身に『ごめんなさい』って云えるかな?


謝ることも、受け入れることも遠ざけて、

自分自身が嫌になって、暗闇に閉じこもってしまうのが怖い。


この今を満足出来ずに嘆いている自分さえも嫌になってきたよ....。

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