氷の領域 6
いつからそうなっていたのだろう、開いた扉の先にあったのは、朽ち果て粉へと戻りかけている調度品の数々。かつて部屋を冷たくも美しく彩っていたはずの過去の姿は、最早想像することすらも難しい。
部屋の最奥、中央に鎮座しているはずの玉座は空のまま、その主が存在していたことも忘れたように崩れていた。
「なんだこれは・・・。この寂れ方、ここ最近の話じゃないぞ。どうなっているんだ。魔法は・・・魔力は・・・無くなってなどいないのに。」
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