抒情文芸第105号
河野裕子選入選
台風のざあざあと休みつつ振りし雨のようなり祖母の悪口
何とも可笑しな歌で笑ってしまった。祖母の悪口の形容が長ったらしくてしかも変。囚われの無い作り方が新鮮だ。
… … … … … … … … … … … …
祖母も河野先生もすでに亡くなっている現在では感慨深い歌。
人間はいなくなっても作品は残る。だから私は下手でも詠むのかも知れない。
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