第8話 激動の一日の終わり
速川とのLINE
木『土曜日についてなんだけど、なにするか決まってんの?』18:06
速『んや全然!』18:09
速『んなことより一道だよ一道!』18:09
速『俺、一道とプライベートで会うなんて初めてだからよ、考えるだけで…………ゾクゾクしてきちゃうぜ』18:10
木『せめてドキドキにしてくれ。未定なら俺が予定を組んでもいい?』18:14
速『別に構わねーけど……当日は伊代も協力してくれな? もちろん俺自身もがんばるけど』18:16
木『それも含めての予定決めだから』18:18
速『お! なんか作戦でもあんの?』18:19
木『まぁそんなとこ。詳しい内容は当日の朝に伝えるから』18:21
速『おけ!』18:21
二渡とのLINE
二『速川とデートだああああああああああ(((o(*゜▽゜*)o)))』19:01
二『あ、でも木塚達もくるからデートとは呼べないか……あ~あ、速川と二人きりが良かったなぁ(´・ω・`)』19:02
二『てのは冗談! でさ、ウチ、当日どうすればいいかな(。´・ω・)?』19:02
二『おーい(゜Д゜)ノ』19:20
二『無視すんなし( ̄д ̄)』19:31
二『(/_;)』19:38
木『あ、ごめん風呂入ってた』19:56
二『男のクセに長すぎ! これからは五分で済ませて!』19:57
木『いや自由にさせて!』19:58
二『だめ(。-`ω-)』19:58
木『……今更なんだけど、一道は誘ってあんだよね?』20:00
二『( ´∀`)bグッ!』20:01
木『そかそか』20:01
二『で、ウチはどうすればいい?』20:02
木『他力本願すぎだろ! まぁ一応考えてはあるけど……あくまで俺がするのはサポートであって、関係を育めるかは二渡次第だからね?』20:05
二『お、おぅ(・_・;)』20:05
木『詳細は当日の朝に伝えるから。んじゃ』20;06
二『おぅ! また明日な(^_^)/~』20:06
清香とのLINE
木『起きてる?』23:15
清『起きてるよ。どしたの?』23:17
木『あのさ、土曜日についてなんだけど、清香には俺に対して肯定的な立ち位置でいてほしんだ』23:20
清『肯定的な立ち位置?』23:22
木『そう、俺の言うことやること全てに賛同してほしい』23:23
清『……わかった。他には? なにかある?』23:26
木『いや』23:27
清『ん』23:27
木『じゃ、また明日』23:28
清『おやすみ』23:29
***
俺はスマホを枕元に放り、ベッドに体を沈める。
やっても意味はないが、やることには意味がある。速川は一道と、二渡は速川と、ゆっくり話せる機会を平等に設ける。それくらいしか俺には思いつかなかったし、その程度のことしか俺にはできそうにない。
よっこいせと仰向けになり、額に手の甲を当てる。
揉めごとなく平穏に終わってくれればいいが。
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