愛は真心、恋は下心?

ガチョウ

プロローグ

第1話 初夢?

「花宮くんっ、ハグしよっ!」


 今、俺──花宮真人はなみやまひとの目の前には宮園美綺はなぞのみきがいる。

 なんでかって?俺も知らん。とりあえずわかってるのは、正座している俺に向かってかb(((

 おっと失礼。宮園の胸が迫ってきてるということだけ。


「花宮くん?どーしたのー。おーい。」


 ハグに応えない俺にそう言って、俺の顔を下からまじまじと覗いてきた。目をぱちぱちさせている。


(上目遣いになっててかわいい……って危ない危ない!飲み込まれるな。まだ慌てる時間じゃない。そう仙道も言ってたはずだ。)

 そうこう言ってると


「まあいいや!しちゃおー」

「待て!待て待て待て!」



「真人うるさい!!」



 バッ!

 母さんの声で俺は布団から飛び出た。

(なんだ夢かぁ、でもよりによってなんであいつが)


 俺こと花宮真人は、宮園美綺とは別に仲が悪いわけではない。かと言ってめちゃくちゃ仲良いわけでもないんだが。接点といえば二学期が始まった最初の席替えで隣になったくらいだ。からかい合うぐらいには話せるようになった。

 宮園美綺は顔面偏差値で言うと……まあ高めだろう。告白されたというのも何回か聞いたことあるしな。嫌いな顔じゃないけど、そこまで意識したことは無かった。ちょっと真面目な性格で付き合ったら大変そう、とか思ってた。


(でも、夢の中の宮園デレデレで可愛かったな。思い出すだけで顔にやけちゃうわ。)


「母さん、おはよ」

「真人どしたの?朝からうるさかったわよ」

「ごめんごめん。あれ?中二の妹の菜美なみは?」

「なんなのその説明口調は。今日は委員会らしいわよ」

「いや、読者のためを思って」

「風邪でもあるのかしら。心配だわ」

 とりあえず、母のことは無視しておいた。


 ************


 俺は夢での宮園のことを考えながら学校に行向かった。ちなみにここはグンマー帝国。チャリ通学だ。

 暴漢に襲われる美女を見かけることなく学校につき、席にカバンを置いて準備してると


「花宮くん、おはよう」

「ああ、宮園か、おはよう」

「なんかニヤけてるね、ちょっとキモイかも笑」

「うっせ、カルデラ」


 カルデラは、九州の方の火山活動がなんちゃらで凹んだ土地だった気する。中学受験の時に勉強しただけだからうろ覚えだけどね。


「か、カルデラって!うちこう見えてBはあるから」

「あそ、今考え事してんだよ」

「ひどいわね。もしかして悩み事?」

「んー、まあそんな感じ?あ、試しにハグしよって言ってみてくんね」

「なに急に。さすがに恥ずかしいから無理ね」

「ですよねー」


 宮園はほかの友達の方へ向かっていった。四人のグループで話をしているみたいだ。前聞いた話だとどうやら保育園からの仲らしい。なんとなくだが宮園のことを目で追ってしまう。

 あっ、目が合った。


「おいおい、何見てんだよ〜」

「ああ、なんだ蒼太そうたか。ちょっと気になってな。」


 中山蒼太なかやまそうたは去年知り合った、同じバスケ部のチームメイトだ。高校入ったばかりで友達が出来るか不安だったがこいつとすぐ仲良くなれたので助かった。休み時間は漫画とかの話をする仲だ。俺より背高いからそこだけ許せん。


「なんだって失礼なやつだな。もしかして宮園に惚れたかぁ? 」

「ニタニタしながらこっち見んなよ。てか、そういうんじゃねえからな」


(惚れてない、よな?)







 ーーーーーーーーーーーーーーーー

 ガチョウです

 自分自身はじめて物語というものを書くので、かなり稚拙かもしれませんがよろしくお願いします!

 指摘やアドバイス、感想など沢山いただけたら光栄です!

 では、また次の話でー











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