第3話 辻杜先生の奴隷日記②~世界観設定

※現在連載中の作品の設定資料です。今後、情報が更新される場合がございます。


【技令】

・精神力に依存した特殊能力であり、物理現象や時間などに干渉を行うことができる。

・通常のゲームなどで考えればMPを消費して行う攻撃。

・ただし、MPに相当する技力が空になってしまうと気を失う。

(心が身体を支えることができなくなるため)

・体液の交換により、技令士同士で技力を補うことができる。

・体力を変換して技力にすることも可能ではあるが、一定以上の力量が必要である。

・自然界は技力で満たされており、その素養と蓄積可能な量に応じた速さで使用者を満たしていく。ただし、蓄積可能限界を超えて満たされることはない。また、睡眠時が最も蓄積効率が高い。

(最大技力の概念・自然回復の概念)

・アイテムや技令陣を書くことにより、発動主の蓄積可能限界を超えた技力を用いて技令を用いることができる。

例)二条里の放った「八卦陣」など

・技令素養は元々から持っている素質と、鍛錬によって高められる部分との組み合わせであるが、素養限界に達した場合、それ以上高めることはできない。また、三十代以降はその能力が緩やかに低下する場合が多い。

(成長限界の概念・不老不死の不可)

・人によって所持する初めから技令素養は異なり、それによって使用可能な技令が異なる。鍛錬によって技令素養の獲得は可能であるが、その限界は元々から素養を持つ技令種に比べて低くなることが殆どである。

(得意技令の設定)

・全く技令素養を持たぬ場合、訓練しても習得することはできない。

(辻杜先生や渡会のこと)


【体則】

・肉体や魂に依存した特殊能力であり、その身体能力を高め肉体を強化することができる。

・通常のゲームではHPを消費して行う攻撃に相当する。

・体則が無くなると肉体を維持することができなくなるため、危篤に至る。また、同時に肉体の欠損率が五十パーセントを超えると死に至る。死に至った場合、いかなる回復も蘇生も効果を持たない。

(死者蘇生の禁止)

・体則の残りが五パーセントを切り、肉体の欠損率が三十パーセントを切った場合には、回復ではなく蘇生の処置が必要となる。

・体則は体調により変動する。

・体則を回復させるには肉体の疲労を回復させ、魂にその力を補う必要がある。自然界のものを取り入れる場合、経口摂取か注入か技令による変換が必要になる。

(体力回復方法について、薬草と技石の違い)

・肉体の欠損率が十パーセント未満の場合、状態に合わせて自然に回復する。一方、肉体の欠損率が十パーセントを超える場合、状態に合わせて肉体の欠損率が高まり、体則もまた自然に減少していく。

(スリップダメージの概念・病死・老衰の概念)

・体則はあくまでも使用者の能力向上、ないしは外部への単純な爆発的効能しか持たない。技令のように他者や世界に影響を及ぼすことはできない。

(技令との違い)


【司書】

・司書とは、高い技令素養と倫理観を有し、司書の塔における課題を攻略し、技令に関わる紛争を解決する存在である。

(司書の定義)

・司書は、就任と同時に司書の剣とその鞘を付与され、鞘は戦闘時には腕に装着可能な盾となる。

(司書の装備について)

・司書は自らのために戦ってはならず、怒りに任せた場合や己が欲望に塗れた行いに身を投じた場合には、司書の剣によって支配されその身を滅ぼすこととなる。

・司書の塔へ上ることは常に行うことができるが、途中で引き返すことはできない。

・司書はその力量により、見習いである司書補、司書、高い能力を持つ司書督、それらを束ねる力を持つ司書総督、一つの時代を成す列伝司書に分けられる。

・司書は時に現世の平和を守るために非常の手段を用いることができる。


【司書の塔】

・司書の塔は全部で七つ存在し、各地の技令の集まる場となっている。なお、それぞれ、アルプス、アレキサンドリア、ヒマラヤ、成都、九州、マチュピチュ、バヌアツに位置しており、その地のものが守っている。

・司書の塔の管理をする者は司書であってはならない。

・司書の塔は現世に顕現してはならない。必ず、技令的相違世界を築き、その中に身を置くものとする。

・司書の塔の課す試練は塔によって異なってよい。ただし、必ず技令を用いれぬ場合を想定した試練を課すこと。

・司書の塔が危機に陥った場合、近隣の司書はそれを救う可能な限りの手段を尽くさなければならない。

・司書の任命時の代はその塔に準じるものとする。

・司書の塔にある大木は必ず保全せねばならず、命を落とした司書はその剣の技石をその下に埋められ、司書として刻まれることとなる。


【レデトール人】

・地球の攻略を目論む地球外生命体であり、十八世紀頃に星内を統一し、ワープ技術により侵攻を開始している。

・高い技令素養を持ち、中には体内に埋め込んだ仮の肉体を纏うことでより強大な力を揮うことができる者もいる。

・地球へ侵攻している理由は不明。

・人間と姿形は変わらず、遺伝子も一致している。


【謎の英雄】

・紀元前の英雄ではあるが、その出で立ちは中世から近世のものであり、発達した技令文明が存在した可能性がある。

・二条里の夢にたびたび登場するが、その手には黄金の剣があり、赤い直垂が印象的である。

・名を持たぬ英雄であるため、詳細は不明。

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