人物紹介【現時点】

 カナタ




 この物語の主人公。


 アルによって身体が大幅に成長した。


 というか前の世界の人間の基準は既に超えているので人間辞める一歩手前。


 牙狼族の戦士長であるヴィレットと互角に取っ組みあった事と、話しかけやすい雰囲気を持っている為牙狼族の中では結構評価が高い。


 現在ヴィレットの父であり村長であるヴァサーゴの元で修行中。


 兄妹の長男だった為、姉御ことヴァネッサに懐いている。


 基本的には優しくヘタレで気負いがちな為争い事よりものんびりしていたい。


 無属性、身体系らしいのだが詳細は不明。




「ああ、もふもふほにほにの毛玉に癒されるぅ…」






 シラタマ




 食い意地の張った真っ白な毛玉。


 ふわふわで弾力のある身体は牙狼族にも好評である。


 重量魔法を使える為、カナタのトレーニングにも一役かっている。


 意外と知力は高い。


 しかし、どこから見ても毛玉である。


 感情が高ぶると鳴き声が変化する事が発覚した。

 

 重力属性、付与系のレア持ち。


 大体スイカぐらいの大きさ、30㎝くらい。




「ふにゃ〜…」






 ヴォルグ




 藍色の体毛に黄色の瞳を持つ牙狼族の男性。


 牙狼族特攻隊長を務め、同時に妻と子を持つイケメン。


 気配りも出来、戦闘能力も高く、村の皆からも頼られる優秀ぶり。


 戦士長であるヴィレットを止められる者の一人である。


 人化はまだだがもう少しで『縮地』を習得出来そうで戦闘能力はヴィレット、ヴァサーゴにも認められる程。


 恐らく、いや確実に人化してもイケメン。


 属性、系統は未だ不明。


 無駄な筋肉が無さそうな見事な筋肉。




「何?また戦士長が?分かった、すぐ向かおう」






 

 ヴェリスリア



 青色の体毛にヴォルグと同じく黄色い瞳を持つ牙狼族の女性。


 ヴォルグの妻であり牙狼族特攻隊長補佐でヴァインの母親。


 毛並みがとんでもなく艶やかかつ、もふもふでカナタが素直に美人だと思う程。


 穏やかな性格だが身体能力は夫であるヴォルグに次いで高い。


 また料理上手でよく、祭事の料理も良く手伝っている。


 ヴォルグと同じく人化しても恐らく美人。


 属性、系統は未だ不明。


 とても毛並みが良く、スタイルも良し。




「ヴァインー?あまりカナタさんに迷惑かけないようにするのよー」






 ヴァイン




 少し明るめの藍色の毛並みに黄色い瞳をした牙狼族の少年。


 ヴォルグとヴェリスリアの間に産まれた子どもでありもふもふショタっ子。


 嗅覚が郡を抜いて優れており、遠くの人が何をしているのかも分かる……が、まだ幼い為に知り合いぐらいしか分からない。


 健気で元気いっぱいもふもふ少年。


 属性、身体能力はまだまだ不明、これからの成長に期待。


 大体シラタマ2.5匹分の身長。ショタ好きは死ぬ。




「お兄さんなんかしてあそぼーよー!」






 ヴィレット


 鮮やかな紫色の毛並みに空色の瞳、そして抉られたような傷を隠すような左眼のアイパッチが印象的な牙狼族の男性。


 戦士長という肩書きだが見た目は山賊、もしくは盗賊のお頭。


 また、喧嘩っ早く、自分のストレス発散と称しては部下達に組手を仕掛けていくという問題児でもある。


 身体能力、戦闘能力も共に高く、まさに戦士長というだけはあるだろう。


 隻眼を覆うアイパッチの下には『狂爪(きょうそう)の魔眼』という魔眼が封じられている。


 大の酒好きで大食らい。


 また、魔眼の副作用で※酔う事が無い為、呑みたいだけ、呑みたい時に呑めるというのんべぇには堪らない事が可能。※注:アルコールはしっかりと感じる事が出来る。


 己の風属性の魔力をゴリ推しして宙を蹴る『空脚』により、空を『跳ねる』事が可能。


 しかしあくまで『空脚』は空を飛びたいというヴィレットの幼少期の夢を無理矢理己の力で叶えた物で数回しか使えず、大量の魔力を消費する。


 細かい事が大の苦手で人をからかっては痛い目を見てるが全く学習していない。


 姉であるヴァネッサには勝てず、毎回ボコボコにされてた同じ事を繰り返すおバカ。


 なんやかんやで牙狼族の皆からは慕われているようだ。


 人化は不器用で面倒臭がりなので未習得。多分山賊。


 風属性、身体系のスタンダードなタイプ。


 ゴリラオオカミ。




「ぐはははっ!おらぁ!!もっと腰入れて打ち込んで来いっ!!そんなんではいつまでも組手は終わらんぞ!!!!」







 ヴァネッサ




 鮮やかな赤紫色のポニーテールに空色の瞳をした人間に変化済みの牙狼族の女性。


 本来の姿は未だ不明。

 機会があれば見る事になるだろう。


 ヴィレットの姉であり牙狼族副戦士長。


 姉御肌であり面倒見が良く、サッパリとした性格。


 実力的にはヴィレットより上、だが事後処理などの関係で副戦士長になっている(ヴィレットがやると二次災害になり兼ねない為)


 それもあって牙狼族の中では「姉御」と呼ばれ慕われている。


 ヴィレットを止められる数少ない人物の一人。


 またお風呂が大好きで人化の姿でずっといるのは掃除が楽な為。


 無属性だが希少な放出系を併せ持ち、巨大な三つ羽根のブーメランを巧みに操って狩りをするらしい。


 見た目と性格も相まって老若男女問わず人気。

 ギルドにファンもいるとか。


 実は凄い技がある?


 出るとこ出てて、くびれもある健康的なボディ。




「親父ぃーあの愚弟にきっついお灸後でお願ーい。アタシは風呂入ってくる」






 ヴァサーゴ




 着流し姿に右眼の眼帯が印象的な人間に変化済みの牙狼族の壮年男性。


 ヴィレットに似た目つきで恐らく本来の姿も似ているだろう。


 体毛はヴィレットより青みがかった真紫。


 牙狼族の村の長であり、同じ空色の瞳をしたヴィレットとヴァネッサの父親。


 実力は村随一で毎度毎度何かとやらかすヴィレットにお灸を据えている。


 過去に腕試しとして放浪していたが師に打ちのめされて落ち着いた過去を持っている。


 師の影響もあってか和風の環境が好み。

 最近の趣味はお茶。


 恐らく顔は広い。古代人と呼ばれる者達とも面識があるとか。


 何気に料理が上手い。


 属性、系統は未だ不明だが後々に分かってくるだろう。


 歳を全く感じさせないむきむきのおじさん。達人とはこう言う人か。




「ぬ、茶柱か。これは縁起が良い」






 ヴェイール




 翡翠色の毛並みで鼻先から首元にかけて白く、腕の先も手袋のように白い、己の体毛より明るい翡翠色の瞳をした牙狼族の男性。


 医療班に属し、相棒のヴェイロと共に行動している。


 元々ひ弱な身体で、医療班に入ったのは他人の補助がしたかったからだがヴィレットに目を付けられて(かけられて)厳しい訓練を強いられている。


 前線で活躍する支援故なのだろう。


 性格はおおらか、喜怒哀楽がとても分かりやすい。


 水属性と地属性を併せ持つ複合属性で付与系を持つ。


 そこそこの筋肉が付いた頑張っている事が分かる肉体。




「あー…オイラ今日も無事に生きてるぅー……」






 ヴェイロ




 翡翠色の毛並みだが額に白い菱形の模様、腕に白い流線模様が入った牙狼族の男性。


 語られてはいないが瞳は少し暗めの翡翠色。


 医療班に属し、ヴェイールと共に行動をしている。


 のほんとしておりのんびり屋さん。


 ヴェイールと二人合わせると和むのは実は結構知られている。


 後方支援役だが実は前線にも行ける実力も持っている。


 水属性と地属性を併せ持つ複合属性で希少な放出系を持つ。


 ヴェイールより長毛の毛並みでとてももふもふ。太っては居ない、冬毛状態は察するべし。




「ヴェイールー今治療するからちょっと待っててー。ふぬぬぬぬ……」




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