まず、あのガリユに特に設定を追加することなく、未来を舞台にしたストーリーに組み込んでおられるのが面白かったです。タイトルも彼の存在を反映しているのだろうと読み進めるうちに、セティーの心情に思い至り印象的でした。
ガリユの戦闘シーンが熱い!彼の怒りや強さを燃え盛る炎のように描写されています。未来では失われた存在の化身がその力を未来の世界で存分に発揮するのがとても格好良いです。セティーの過去にはこんなことがあったんじゃないかとか、なすべきことへの果てしなさとそれでも自分は進む、という描写が好きです。シリアスの中にあるくだけたやりとりにクスッとしました。