十八日目:四季メグルは今日も死んだ
茫然自失で迎えたループ十七回目。
みんなと合流すると、涙目の秋元に掴みかかられた。
明日になるって言ったじゃん! と……。
気持ちは察する。私も泣き叫びたい。まさか自宅すらアウトだなんて……。
けど、こうなるともう取れる手段は一つしか思い浮かばない……。
四季メグルを拉致って日付が変わるまで監禁し安全を確保する。これが一番確実だろう。
ただ問題は仮に成功した場合、下手をすると私たちは未成年者略取の犯罪者になることか……。
いや、実行犯が私一人なら大丈夫では? 元々死ぬ予定だし? なんだ、いけるじゃん。
しかし、私の考えに気付いたのか、この案にはエミが断固反対する。
結果、打開策が浮かばぬまま四季メグルは今日も死んだ。
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