　十五回目のループ。前回、四季メグルはやはり死んでいた。死因は階段からの転落。

　正直、小学校内で死なれると打つ手がなくなる。忍び込むわけにもいかないし……。

　四季メグルの通学を見守りつつ三人で悩んでいると、エミがあることを思い出す。

　なんでも、秋元レラに四季メグルと同じ年頃の弟がいるらしい……。

　驚く私たちに、協力してもらうのは無理だよね？　と力なく笑うエミ。春日も事情を察してか肩を竦める。

　いや、問題ない。七回目のループ時にアイツはきっちり調教した。

　よし、そうと決まれば四季メグルの監視は二人に任せ、私は秋元の家に行こう。

　しかし、話し合いを終えた瞬間、響く破砕音とクラクション。

　あぁ、うん……三人で行こうか？

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