十日目:なるほど……お前もか。
奇跡は起きなかった……クソめっ!
さておき、今回は現状に近い伝説や昔話を探しに図書館へ行く。
一応、スマホで調べたけど地元の民話は見つからず、情報社会はここに敗北した。
支度をしていると、玄関の呼び鈴が鳴る。
エミかと思い出てみたら、そこには予想外の人物がいた。
春日スバル、学年一の秀才であり、スポーツ万能、女子に人気の好青年。そして、私が秋元に狙われるようになった遠因。それがなぜ早朝に訪ねてくる?
問いただせば、無事ならいいんだ、と笑い。何事もなかったように帰って行く。
なるほど……春日、お前もか。
よしっ。確認のために彼には次回もご足労願おうか……。
春日がマンションから出る瞬間、私は外廊下から飛び降りた。
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