家臣(1)秀吉と光秀

信長の家臣として最も有名なのが、この2人、羽柴秀吉と明智光秀ですね。

うーん。信長は、トンデモナイのを2人も家臣にしていましたね。そもそも、この人材採用が信長の悲劇の最期の最大原因です。


この2人は、共に、名前画数下1ケタが3です。つまり、向上力の人です。

向上力のキャラは、とにかく上へ上へ。今よりもさらに上へと、高みを目指すのに一生懸命になるキャラです。一人の人間としては、最高の魅力あふれるキャラだと思います。

こういうひとが現代において日常生活を送るときは、毎日毎日が非常に充実していることでしょう。やらなければならないことがいっぱいありすぎて、悩んでいるヒマがないからです。

ましてや戦国時代に生まれ、しかも最下層出身。この人たちの向上心は、凄まじい鬼気迫るものがあったと思います。もちろん信長という人を見出す天才がいなければ世に出ることはありませんでした。運をつかんだこの2人は、そのすさまじい向上心で一気に天下に駆け上りました。このひとたちは、まさに下剋上の権化です。


信長は、この2人を採用するにあたり、悩んだかと思います。いずれは自分を脅かすかもしれない。ひとのキャラを読み解く能力があれば、分かっていたでしょう。

しかし、組織の発展に欠かせないのは、こういう向上心のあるひとです。既に組織が固まっていれば、あまり必要ではありません。組織がまだ小さかったつまり支配領域が尾張1国しかなかった状態では、ぜひとも採用する必要がありました。現に、秀吉・光秀の向上力が無ければ、信長の美濃攻略や上洛は遅れていたかできなかったことでしょう。


この2人はいずれ、信長に謀反を起こす可能性のある2人です。

信長は当然、その対策を取りました。安土城からすぐそこ、同じ琵琶湖岸に2人の居城を置かせました。長浜と坂本。近くなら、おかしな動きをすればすぐにわかります。近くにおいて、常に監視していたのです。

そしてなるべく遠くに遠征させ、大きな軍団を持った状態で近くに置かないようにもしていました。


しかし、悲劇は起きました。

秀吉軍団は幸い遠くに行かせていましたが、光秀軍団はすぐ近くにいました。

光秀がなぜ謀反を起こしたか?それは、愚問です。光秀は向上力の人、下剋上の権化だったからです。この2人は、常に信長を討つチャンスを狙っていました。


謀反を起こすのは目に見えているので、取るべき対策としては組織が固まればさらに遠くに追いやるという方策がありました。

信長は全国を統一した後、朝鮮や中国を攻撃する計画でした。その先陣を2人にまかせて外国に追いやるつもりでした。

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