第6話銀行強盗
「ちょっとお散歩がてら今月の給料を少し引き出してくる」
「それでしたら、お兄様あたしも今月の給料少し引き出したいので一緒についていってもよろしいでしょうか?」
わ
「ああ、いいよ」
樹はそう言いながらテーブルの上においてある2台のスマホをポケットの中に入れた。
「お兄様スマホ2台持ってるんですね」
「ああ、仕事用とプライベート用で分けてるんだよ」
「仕事ってプログラマーの仕事ですか?」
「うん、そうだよ」
「さすがはお兄様ですね」
樹達はそんな雑談をしながら家を出て歩いて十分ぐらいの銀行へ向かった。
そして樹達は銀行の中に入り、ATMでお金を下ろすぞとしたその瞬間!
後ろの方から叫び声が聞こえてきた。
「きゃぁーーー殺さないでください!!!」
樹達が後ろを振り返ると受付の女の人が30人の男に囲まれて額に銃を突きつけられていた。
「死にたくないんだったら、さっさとこのカバンにありったけの札束を詰めろ!」
「はい!」
女の人は焦りながらカバンの中に札束を詰めていった。
男はそう言った後、後ろに振り返り天井へ向けて威嚇射撃をした。
(バン!)
「いいか、お前らも少しでも動いたら命はないからな!」
男がそう言った瞬間周りにいた人達の表情は、恐怖の表情へと変わった。
「お兄様私達2人ならあの人達を余裕で倒せますよ」
千鶴は男達に聞こえないように樹の耳元でそういった。
「まぁ待て千鶴ここには大勢の人達がいるんだ下手に動くわけにもいかないしばらく様子を見よう」
「お前ら、俺たちに携帯をおとなしく渡せ!」
男がそう言うと周りにいた人達は怯えながら携帯を渡した。
そして、樹は1台のスマホを男達に渡した。
「お兄様、そろそろ」
「ああわかってるそれじゃあ千鶴は俺が一瞬右手をあげるから、その瞬間に男たちを倒してくれ」
「分かりました」
樹はそう言ったあと背中の後ろにもう1台持っていたスマホを隠しながら操作していた。
そして、樹は右手を上げたと同時にスマホの画面をタッチした。
周りの電気は暗くなり、それと同時に千鶴が男達を倒していった。
(ドン!)
(ゴン!)
「少しこの銀行の電気のプログラムをいじらせてもらったよ」
樹はそう言いながら男に向かって距離を詰めた。
「ガキがそんなことできるわけないだろう!!!」
樹は男が言ったことを無視してこう言った。
「そんなことより、どうするんだ?残るはお前1人だぞ、このまま大人しく警察に行って事情聴取を受けるんだったら俺達はこれ以上何もしない」
樹は鋭い目付きで怒りながらそう言った。
「ひーい!分かりました。もう何もしません」
しばらくして警察が到着し無事に事件は解決した。
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