第5話 エマの嘘
僕とエマの関係は修復し穏やかな日常を取り戻していた。
僕自身エマとは嘘をついて付き合っていたけど結婚を意識した付き合いだ。
しかし僕達にまた試練がたちはだかる。
エマの仕事は女性専用のエステ店勤務だ。
しかしある日をさかいに様子が変わっていく。
勤務時間は1日だいたい5〜6時間だ。
普通の人と比べても短い。
しかし
『歩合制だから〜』
と、言う言葉に僕は疑いを持つことはなかった。
ある日、エマの家に行くと勤務表と明細が置いてあった。
エマがお風呂に入ってる間に僕は見てはいけない。と、思いつつもみてしまったのだ。。
これがいけなかった。
知らぬが仏
まさにこの通りだが勤務時間は5〜6時間
短い時は2時間(動画撮影)
さらに時給1000円と記されていた。
給料は10万にも届かない。
『バイトだったのかぁ〜
じゃあどうやって今まで生活していたんだろ?』
僕は疑問を抱きとっさに何か隠されている。と察知した。
その日以来エマの様子を注意深くみていこうと思った。
しかしとりあえず確認はしたかった。
『お互い次結婚する時は失敗したくないね。』
と、言いながらも何か重大なことを隠してるに違いない。
僕はお風呂上がりのエマに聞いた。
僕『バイトだったの?』
エ『あ、バレた?ごめん…
隠すつもりはなかったんだけどバイトだ
と相手にされないかな?とおもて』
僕『他に何か仕事してるの?この額じゃ1人
暮らしは無理やん』
エ『…』
僕『とりあえず何かあるならエマの口から
言うて欲しい』
と、だけ伝えた。
その日、エマは口を開こうとしなかった。
僕からも何もその日は言わなかった。
しかしエマの隠しごとと嘘が確認できた瞬間だった。
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