1章
私は中学校に向かう前に一つのマンションに向かう。なぜなら5人の友達と集合して行くからだ。
1人目は紗羅。
私と同じクラスで同じ吹奏楽部。元々は同じマンションだったが引っ越してしまった。
2人目は美嬉。
皆の集合場所であるマンションに住んでいる。この子も同じ部活でよくお母さんといわれる。
あとの3人はダンス部でこの前学校でやっていた、「ダンスコンサート」は別人だと思うほどカッコよかった。
皆とペチャクチャ話しながら歩いていると後ろから見覚えのある声が聞こえた。
声の正体は青野先輩。私が今一番推している先輩だ。青野先輩は2年生でバレー部所属。もうとにかく顔がカッコいい…
朝から耳が幸せだなと感じながら1年D組に着くと私は荷物を置いて隣のC組の教室を覗いた。
あ、いた
見つけると同時に彼女と目があった。
「あ、こっこ〜おはよー」
そう。私の名前は心音。皆からよくこっこと呼ばれている。私がこの中学校に来たのはちょうど2ヶ月前。私は兵庫から転校してきた。
「おはよーねぇ、聞いてよ理花。今日さ朝から青野先輩の声聞きながら投稿してきちゃったぁ」
彼女の名前は理花。よく推し先輩の話をして盛り上がっていた。
あの一つ目の問題が起こるまでは。
私の2つの物語 つなまよ @hotatecoco
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