ルドロックカードゲーム

第0話 どこか遠い世界の童話

　昔々、とある王国に少女の黄金の像が建造されました。流行り病でこの世を去った王女様をいつもいつまでも思い出せるように、国民たちが心を込めて、丁寧に作り出されました。それは金箔を纏い、色とりどりの宝石で装飾された、それはもう美しい美しい黄金像でした。王様と人々は手を取り合い、彼女のためにも、疫病にも侵略にも屈しない、素晴らしい国を造っていこうと祈りました。

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ひどくページが汚れており、

この部分の記載は不明。

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　あれから何年か経ちました。国王の名により、近隣諸国は全て絶大な武力で滅びました。人々は毎日宴をしています。朝も昼も夜も歌い続け、その足が壊れても躍り続けました。国王も牢屋の隅で躍り続けています。何かを食べるのも忘れ、眠ることも忘れ、いつまでも、いつまでも、ただ歌い、躍り続けていました。

めでたしめでたし。