第2話 登場人物に霊感強い奴いる時に起こり得る事

 ホラーだから、まずは幽霊、怨霊、悪霊、魔物(?)とかそういうのが題材になるのはメジャーなわけだ(・ω・)ノ


 さて、というわけで「霊」を取り扱うホラー小説の中に、霊感の強い、または霊能力が非常に達者な登場人物が出てくるのは結構「アルアル」なのではなかろうか


 そこで、主人公は大抵、騒動に巻き込まれるまでは「霊」とは無縁の生活を送っていて、そこになんかこう…トラブルというか、手違いというか

 「まー、そーいうの」

 の関係で、どろどろとした邪悪な霊の起こす騒動の渦の中へと導かれていく…


 そこで主人公を導く役が霊能力の達者なやつ…または「中途半端に霊感の強いやつ」(※後者の方は霊を感じるだけで、クソの役にも立たなかったりする)

 思わせぶりに登場して、怪異の正体を突き止めて、主人公になぜか協力の姿勢を示す。

 でも、結局は、そいつの霊能力も、悪霊には及ばないで、苦戦に苦戦を重ねるわけだ…

 

そして、終盤あたりでそいつも死んで、結局主人公1人が取り残されて、偶然に偶然が重なって、解決…

 ハッピーエンドと思わせて、実はまだ終わってませんでした!


 というパターンがかなり起こり得るなと…


 王道かもしれないけど、なんだか物足りない…もう少し捻りを加えれないものか

 (´・ω・)


 そうこうしているうちに、我が家の裏にある田んぼの方から

 ケーン  ケーン

 と甲高い鳴き声が聞こえる。


 狐の鳴き声だ。


 山が近いから、夜になると平地に降りてくる。

 「夜には出歩くな、狐に化かされるぞ!」


 よく言ったものだ。

 昔の人のそういう諺というのだろうか…うん、嫌いじゃない。

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