先勝に、改名を射た

 昨夜は帰宅が遅くなった。浴室に行き、熱めのシャワーを浴びる…前に厳重なうがいを行った。我が職場でもインフルエンザが猛威を振るっているのだった。俺ほどに自分の体を大切にしているやつも少ないと思うが、ともあれ、病気には罹りたくない。遊びも仕事も、まず健康である。


 身体を拭き、服を着た。居室に焼酎とミネラル水を持ち込み、水割りを作った。酒肴はさきいか。呑みながら、井沢元彦の『英傑の日本史/源平争乱編』(角川文庫)を再読した。何度読んでも面白い本である。

 時々出てくる「歴史の神」の話が興味深い。歴史の探究を続けていると「神の存在」を感じる瞬間があるらしい。幸か不幸か、俺は感じたことはない。まあ、俺は研究者じゃないけど。難しいことはよくわからんし。


 次の日(つまり今日)の朝が来た。枕時計が「朝の8時」を示していた。起きざまに、職場と人生の大先輩Nさんにメールを送信した。

 洗顔後、台所に行き、電気ケトルにミネラル水を注いだ。沸き立ての湯で、インスタントコーヒーを淹れた。あんドーナツを齧りながら、熱いやつを飲んだ。窓外に青空が見えた。だが、午後から曇るそうである。


 居室に行き、もうひとつの愛機、ニンテンドーDSを起動させた。ドラクエⅥの続きをやった。先日発見した歴史…ではなく、名前の神様を祀る殿舎におもむき、全メンバーの名前を変えた。これがやりたかったのである。与えられた名前では、どうも(キャラたちに)愛着が湧かないのだ。

 最後に俺自身(鍋太郎)の変更を申し出たが、神官のおっちゃんに「そんなのはできません」と断られた。殿舎を離れ、次の冒険へ向かった。〔25日〕


アルゴス〔賢者〕レベル37/HP274/武器:きせきのつるぎ

コロサス〔パラディン〕レベル32/HP256/武器:ほのおのつるぎ

ガンダル〔バトルマスター〕レベル37/HP398/ほのおのつるぎ

パプリカ〔バトルマスター〕レベル35/HP231/ゆうわくのけん


[Quinもわさんのコメント]

キャラメイクのあるドラクエ3が人気あるのは愛着つきやすいからってのはありますからね。命名神に名前を変えてもらうのはありかと。

…そのくせあの神様、変な名前つけたあとに改名するのに金取りますけどね。


[闇塚の返信]

ドラクエ3はいいですね。名作だと思います。もう一度やりたい。


えーっ?そうなんだ。今のところ、請求されたことはないですね。暗黒系の名前が多いのに(苦笑)。

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