1月29日 夢
小学生の頃
自分は立派な大人になるんだと思っていた
ピアニストになろうとか
研究者になろうとか
あらゆる未来を夢見てた
高校生の頃
進路を決める時が来て
一番好きな学問を研究したいと
夢を見た
大学生になって
学校という小さな社会から一歩外に出たときに
川で流された小石のように
欠けて、欠けて、また欠けて
自信も夢も無くなった
洗面台の鏡に映る自分の顔の
色濃いクマとシワを見て
他の石とぶつかり砕けた
過去の日々を思い出す
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