月桂樹の花は咲く
ローレン
第1話 ほーむるーむ
貴方には信頼出来る人は居ますか?
いつも喋ってる友達
幼馴染に喋ったことのないクラスメート
貴方はどのくらい信頼していますか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし、テスト返却するぞ〜、東野から出席番号順に取りに行け〜」
あー、ヤバイヤバイヤバイ一番苦手な英語からの返却かよ…そして今日は祝日で家に親がいるから絶対テスト見られるっ!!!頼む…55点いや40点でいい頼むぅうう…あぁ佐藤が取り入ったってことは次は俺かよぉ〜…マジで頼むよぉ〜
「点数勝負するぞ!清水田!」
「お前絶対勝つだろ、クソがぁよぉ!!!」
こいつは吉村 柊 いつも平均点よりちょい上を必ずとっては見せつける…俺と同じでモテたりはしないが彼女はいる……許せねぇ…
「清水田…勉強しないと志望校入れないぞ本当に」
俺はチラッと見て「ヒエっ」って声と上げ席に帰った
「何点だったんだよ 」
「絶対見せない」
「み・せ・ろ(^^) 」
「い・や・だ(^_^) 」
そのあとは予想どうりテストの奪い合いになって取られて笑われ先生に怒られる。いつも通りのテスト返却
正直テストの点数は見られたくなかったなぁ〜…
夏休みまで残り40日
「くっそぉ〜この数学と英語と理科って言う一番苦手なやつだけ詰め合わせたとかあのハゲ教師俺の事殺しに来てんだろぉ〜」
「あれは面白かったなぁ〜記号問題全部ウにしてそれ全部外すとかもうプロの所業だぞ笑笑」
「俺は笑ってられねぇよぉ〜、今日吉村ん家泊まっていい?良いよね?え、なんでそんなニヤニヤしてんだよぉぉぉぉぉおおお!!」
「いや〜どうしよっかなぁ〜、泊めても良いけど明日お前の大好きな『がっこう』だぜぇ〜」
「そうじゃん、はぁぁぁぁぁぁ???!!!あーもうテスト返却とかじゃなくてずっと道徳で良いわ本当に」
「あれ綺麗事言うだけで良いからな笑笑」
「だな」
そうして俺は泣く泣く家の前の交差点で吉村と別れた
「さぁ〜てと今俺の手元には合計で100点行かなかった見られたら生きては帰れないって殺される場所マイハウスなんだけどねハハハッって
笑えねぇ…マジヤベェ
そうだ…こっそり家に入りそのまま風呂に直行
風呂に入ったふりをしてこっそり回答を風呂に隠す。そして風呂から出てタイミングを見計らって回収!完璧だ…
〜〜〜〜〜〜〜〜作戦実行〜〜〜〜〜〜〜
よしまず第1関門だなドアの鍵をこっそりとあけまして…
「ガチャ」
ひぃぃ、ヤメロヤメロォ
だがこれで開いたはず…お!開いてる開いてる
ただいま〜、よし風呂に直行!!!
ようし入れたぞどこに隠そうかなぁ〜♪
「ねぇ佳どうしたの帰ってきてすぐ風呂に入って」
うおっマジかよぉ〜まず隠さなきゃ
「いやぁー道中でカラスにフン落とされてね」
これでどうだ!!流石に言い返せまい
「なんで服着たまま入ってるの?」
あ、ヤベ
「いっいやあのーなんていうかそのーアタマダケアラウカライイカナッテ」
「まあそんなのどうでも良いのよ、テスト…何点だったの?」
「ふつーふつーいつもどーり」
「あんた毎回そう言って30点台じゃない!もう30点が普通になってきてるのよ!観念して出てきなさい!」
「警察か!俺は立てこもり犯か何かか!」
「どーしたの???」
うわうわ姉まで来たよぉ、こいつは伊織、
清水田伊織俺の姉で頭が良いそれもかなり…
「何こいつ風呂に籠ってんの?」
「貴方は包囲されている観念して出てきなさい!」
「だから立てこもり犯か何かか!」
「ねーお母さん凸っちゃえばいいしょどうせこいつ服着てるんだしさ」
「それもそうね!おりゃ〜」
あっぶねぇ!!ギリギリ間に合った〜
「でどこに隠したの?テスト」
「カクシテナイヨ」
「まあ、お風呂の中に隠せるところって洗面台の裏くらいよね…あーやっぱりってまた点数下がってるじゃない!!!
「あはは〜」
「あはは〜じゃないわよ!!!PF5は1週間没収ね!!!」
「ああぁ〜お許しぉ〜」
「本当に嘘ばっかりつくんだから下手なのに…」
「本当に下手だよなこいつ」
「残りの数学と英語で挽回しなかったらPF5もう一周間没収ですからね!!」
それはヤベェ
あー、明日のテスト返却が湯鬱すぎるぅ
俺は部屋に帰ってまたこう呟く
「道徳だけやってりゃ良いんだよ学校なんて」
どうも清水田 佳と申します
え?変なポーズを取って何をしてるかって?
明日のテスト返却で良い点貰えるように神さまにお祈りしてんだよ!!!
「何してんだお前」
こいつは俺の姉で頭が良い清水田 伊織
「何って神さまにお祈りしてんだよ!」
「お前なぁ〜普通そーゆーのは返却日じゃなくて
テスト当日にやるもんだよ!!これだからバカは」
「おーい最後になんか言われた気がしたぞー(^^) 」
「気にすんな、まあせいぜい頑張れよ笑笑」
「笑笑が余計じゃあぁ!!」
まあこんなことしてても無駄だしいい加減寝るか
朝
「ふわぁ〜、マジ寝みぃ。」
朝食を食べてそして学校に向かう
学校到着
嵐とか来なかった〜…めちゃくちゃ普通の朝だったぁ
「よう、清水田!今日はお前の命日だな笑笑」
「ほんとだよ、骨は拾ってくれよな」
「任せろ、骨拾った後に骨の上でコサックダンス踊ってやるよ」
「なんだそのツッコミずらいボケは!?」
キーンコーンカーンコーン
「ほらHR始まるから前見ろ」
「あーくそ1時間目は英語か?ってえ?は?おいおいちょっと柊、おい柊」
「なんだうるせぇな?どうしたションベンでもちびったか?」
「ちげぇよ、時間割だよ…ほらこれ変わってんだよ」
「!?」
黒板に書かれていた時間割に英語、数学は無く
全部道徳だった
「なんかのイタズラか?お前みたいな奴が居るから」
「んなことしねぇよ」
ガラガラガラ
俺たちの教室の古びた木のドアが開いた
そこに居たのはいつものハゲ教師ではなく
スリムなボディで身長は高い
そしてスーツを着た
ピエロが居た
「HRを始めようか」
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