知育菓子
おやつに「エースコイン」を食べる。歴史の教科書に出たり出なかったりするような、昔の小銭や小判を模したクッキーである。これがシンプルだけれども、丁度いい甘さで美味しいのだ。
見たこともない小銭を、パッケージ裏の小銭・小判一覧表と見比べながら名前を調べたりしていると、思い出したことがある。
小学生中学年までは、スーパーについて行ってはお菓子コーナーを斜めに見ていって「知育菓子」なるものを見つけると、これをねだったものである。
この「知育菓子」というのが大体、自分で粉末を水で溶いたり、それを電子レンジで温めてみたりして、最終的にハンバーガーとかドーナツを模したお菓子を作るやつで、親からしたら値は張るし、作る工程に付き合いきれないしで迷惑ではあるのだ。
この「知育菓子」が果たして子どもに何を学ばすのか、実際に作って食した私も分からない。私に想像できる範囲だと、料理の大変さを知る、というとこだろうか。
なら、断然エースコインの方が「知育菓子」っぽいんじゃないだろうか。
ちなみに、小銭とか小判の名前を覚えたわけではない。
そもそも食べながら学ぼうだなんて言うダブルタスクには無理があるのかもしれない。
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