第14話まあばあちゃんの幸せ
「あ! おばあちゃん、いいお花あった?」
まあばあちゃんが膝の上のパンジーに見とれていると、ビーズのお姉さんが声をかけてきました。
「さっきは有り難うございました。ほら、こんなにお花を頂いて」
おばあちゃんはビーズのお姉さんににっこり笑っていいました。
「おばあちゃん、私の分も持ってきたのよ、おばあちゃんならきっと大切にしてくれると思って」
ビーズのお姉さんの花は美しいピンクの桜草でした。
「あら、可愛いお花」
まあばあちゃん膝の上のお花は、またまた増えてお花畑みたいになりました。ビーズのお姉さんはまあばあちゃんのお花を紙袋に丁寧に入れてくれました。
「こんなにいっぱい頂いて有り難うございます。」
まあばあちゃんはビーズのお姉さんとお花のおじさんに何度も頭を下げてお礼を言いました。
「ねっ、トモちゃん。私って幸せだねぇ」
「おばあちゃんの口ぐせだね」
トモちゃんは幸せそうに笑うおばあちゃんをキュッと抱きしめました。人に親切にしてもらうって本当に嬉しいですね
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