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「熱い。先輩の体、どんどん火照っちゃってます。掛け布団、暑くないですか? テキトーに横にどかしちゃってもいいですけど」
「い、いい……大丈夫。こっちのほうが、いいっから……っ」
「そうですね。掛け布団があった方が密着してる感じが強まるし、何より隠れてイケないことしてる感覚が堪らないです。さ、先輩、まだですよ? まだ、私は何もしてません。先輩は、私に何をして欲しいですか?」
「……っく、ぎ、ギュって、して?」
「どのくらいの強さでですか」
「めいっぱいっ……ぎゅってしてぇ……」
「それじゃあ、ぎゅーっ」
「んぅっ……くっ……ぅ!」
互いの体が熱い。
本当に融解して蕩けあってしまいそうだ。
先輩があまりにも気持ちよさそうだから、つられてこちらの性感も高まってきてしまった。
「こ、この前……、この前のもして?」
「この前、ですか? ……ええと、すみません。ちょっと心当たりが多すぎて……」
「み……みみっ」
どうやら先輩は耳を舐めてほしいらしい。
「ふふっ。先輩ってば……イケナイことを覚えちゃいましたね♪」
「だ、だめ?」
「ちゃんとおねだりできますか?」
「い、いじわる……」
「さ、先輩?」
「み、みみ、舐めて?」
「後輩に耳を舐められたいんですか?」
「っ……そ、そう……です」
「どんな風にされたいんですか?」
「……っ、す、好きにしてほしい。私のみみを、キリちゃんの好きにして……っ」
犯され願望のようなものだろうか。
先輩は自身を求められているという実感に快感を覚えるタイプなのかもしれない。
「はい、わかりました。……ちゅ」
「ふぁ、ぁっ!」
「れろ、んっ……噛んでもいいですか?」
「い、痛いのはやだ」
「それじゃあ優しく……はむっ」
「んっ! んっく……!」
たっぷりと先輩の耳を濡らしていく。
その溝から、体内までを侵すように。
「好きです、先輩。大好きです♡」
「んぅっ!」
先輩の耳の中に直接言葉を送り込むように。
湿った耳へ愛の言葉を響かせる。
「ねえ、先輩? 下着、脱いじゃいませんか?」
「や、いや……っ」
「でも、このままだと汚れてしまいますよ?」
「っ……わ、私はそんな感じてなんて……こ、これはた、ただのハグだし……」
「そんな言い訳、今更通じませよ先輩。こんなエッチなこと、ただのハグだなんて言えません。それに、先輩が濡れてなくても私がダメです。このままだと、私が先輩の下着を汚してしまいます」
「べ、別に、私は汚されても……」
「そんなこと言わないでください。大丈夫ですよ先輩。ただ下着を汚さないために脱ぐだけ、それだけです。私は先輩の裸体を見ることはありませんし……きっと今よりも気持ちいいです」
「で、でも……っ」
先輩は私の上で丸まってしまって動く気配がない。
ここは、私が動いてあげるのが優しさだろう。
迷うという時点で、先輩の本心がどちらを望んでいるのかは明らかだ。
「さ、先輩。ぬぎぬぎしましょう。まずはブラジャーです」
「~~!」
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