第9話 初めての学校

今日から高校に通うんだね。彼のせいで楽しみという気持ちがなくなってしまったけどなんとか頑張っていこう。

私まで彼のようになるとは限らないしね。

彼は、「健闘を祈っている」とか言ってるけど大丈夫。

絶対に友達を作ってこの三年間絶対に楽しんでみせるんだ。

そんなふうに思ったけどけどいざ学校の校門の前に立つとまた恐怖がこみ上げてきたのだ。

それに対し彼はいつもより優しい声で、

「大丈夫。なんかあったら慰めてやるからあたって砕ければいいよ」

それに対し私は、「いやいや砕けたらダメでしょう」

だけどこのやり取りでまた元気が出てきた。

よし、今は前を向いて先に進むとしよう。

そして迎えた入学式は、本のようにテロリストが入ってきたりすることなどなく無事に終わるのでした。

それに対し私は、「普通学校にはテロリストとかが入ってくるんじゃないの?」

これに対し彼は呆れた声で、「お前いったい今までどんな本を読んだりしてきたんだよ」と逆に不思議に思われてしまうのでした。

そのことに不思議に思いながらも私は自分のクラスに向かうのでした。

私がクラスに入った時には何個かのグループが出来ており、それに対し彼が、「お前終わったな」とか言ってくるのだが無視することにした。

そんな簡単に終わってたまるかと思っていたのだが何も起きないまま放課後になってしまうのでした。

諦めて、教室から出ようと思ったところで、後ろから声をかけられるのでした。

それにより私達の物語は、更に突き進んでいくのでした。

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