黄昏

薄い朱色


登れば少しの鶯色


先は紺色


一等星に鱗雲


黄昏は深い空へ消え


魔物のような雲が空を飛ぶ


暗い夜が流れ込む


やがて色も見えなくなり


夜の帳が空を覆う


世界が目蓋をとじるように


また長い夜が始まる


明ける保証などどこにもないまま

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