第4話 午後のお茶会

ケーキにカップ、ソーサだって用意した。あとはお湯を入れて少し待つきっときっと大丈夫

「ねぇ、シュトーレン、どうしてカップはひとつなの?」

「ぼくは飲まないからね、君のだけで十分さ」

「でも、他にお客様が来るかもしれないわ」

「大丈夫だとも」

1人分の声が茶色の湖面を揺らすだけのお茶会。

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