第16話・Coeur・4


「まあ、なんてめずらしい」

 大げさに驚いてみせる声の主に、それまで睨みつけるように読んでいた本からレオは面を上げた。

「じゃじゃ馬が何の用だ」

 不機嫌さを隠すことなく問いかけたわがまま侯子に、聖女の側づきを務めるレネは臆する様子さえ見せなかった。

「あら、わたしだって書庫ぐらい来るわよ」

 これでもお父さまは、シエナ・カリーンの学院アカデメイアを出たんですからねと胸を張る金髪娘に、なにが学院だとレオは呆れる。動乱のなかで父祖から受け継いだ領地や財産を喪い、その日の糧を得るために町の者たちに読み書きを教えている貧乏貴族など、べつだんめずらしくも何ともないだろうに。

「いくさが始まる前には、偉い先生たちと一緒にこんな本だってまとめてたんだから」

 そう言って、レオが机に積み上げていたものから、レネは一冊の厚い本を取り出してみせる。『ナヴァルのマルセルによる聖獣に関する考察』と題された、革張りの立派な装丁を施したそれに、レオは内心で驚きを隠せない。

「何しにきたんだ」

「ダウフトさまに、お話を読み聞かせてさしあげようと思ったのよ」

 ギルバートさまはお忙しいようだからと、あるじの無聊をなぐさめようとしたらしいレネは、これ借りるわよと一冊の本を持っていこうとする。

「こら、勝手に持っていくな」

 『アーケヴの伝承集・エクセター編』と題されたそれを返せと主張したレオに、レネは悪びれるふうもなかった。逆に少年の周りを城壁のごとくぐるりと取り囲む本たちを、鳶色の瞳で呆れたように見やる。

「こんなに読み切れるわけないでしょう、ギルバートさまじゃあるまいし」

 レネの口から出た男の名に、思わずかちんときた。

「剣術の稽古どころか、本の虫を気取る腰抜け腑抜けだからな」

「力にものを言わせるしか能のないあんたとは、お人柄が違うのよ」

 砦に住まう娘たちにとって、若い<狼>たちに比べると、近い年頃の騎士見習いたちはどうにも子供っぽく映るのだろう。じつに容赦がなかった。

「ギルバートさまが調べ物をなさる時は、本の砦なんて築き上げないわよ。ある程度の目星をつけてから、二、三冊くらいを取りに行っていらっしゃるわ」

「よけいなお世話だ」

「あら、あんたには一番わかりやすいたとえでしょう。どうせ調べものをしようとして、逆に本を抱えすぎてこんがらがっているくせに」

 痛いところをずばりと突かれ、むっつりと黙り込んだレオの顔を覗きこみ、手を貸してあげましょうかとレネは微笑む。

「外つ国のお店のおいしいタルトを、まるまる三つくれたら考えてあげてもよくってよ」

「だ、誰がおまえなんかに」

 あくまでも徹底抗戦の構えを見せたわがまま侯子を、あらそうとレネは鼻で笑ってみせた。

「ダウフトさまが作った林檎のパイをひとりじめしたなんて聞いたら、ヴァルターとアネットとモリスとハリーは怒るでしょうねえ」

「――」

「<狼と牝鹿亭>のエリサさん、あのやわらかくて豊満な琥珀の胸にぎゅうと顔を埋めてたなんて知ったら、騎士さまたちは何とおっしゃるかしら」

「あれは事故だッ」

 ふもとの町で絶大な人気を誇るある店で菓子を買おうとしたところ、娘たちの一団に突き飛ばされて転びかけ、たまたま通りかかった女将に思いきり抱きつくかたちで止まったのがことの真相だ。あらずいぶんと大胆な坊やだことと、シェバから来た悩ましげな美女は鷹揚に笑って許してくれたが、彼女に焦がれる町の男たちの視線が、怖ろしいほどに恨めしげであったことを覚えている。

「そうね。あんたが事故だと言い張っても、信じて下さるかたはどのくらいいるかしら」

 ひとの口には戸が立てられないしと、しれっと言ってのけたレネに、この腹黒女めと身を震わせたレオだが、所詮は口で勝てたためしがない。

「…………タルト三つだな」

「あら、あんたにも素直なところがあるのね」

 何のタルトにしようかしらとほくそ笑むレネに言いしれぬ敗北感を覚えながらも、レオは脇にたたんでおいた地図をばさりと広げた。

「何を調べたいのよ、あんたは」

「ソーヌだ」

「ソーヌって、エーグモルトに近い司教座都市じゃない」

 首府からは馬で二、三日の距離にある、<母>に捧げられた壮麗な大聖堂カテドラルで名高き町だ。ただし、そこを統べるものが美しい町と同じくらいに清らかかといえば、そういうわけではないらしい。

「ここの司教って、いい評判は聞かないわよね。破天荒ぶりで知られるシャロンのアモーリ司教さまでさえ、この破戒坊主めがと面罵なさったそうだから」

 <母>に仕えるきよき身は、所せましと並べられた山海の珍味と酒精とでまるまると肥え太り、側に侍る愛妾たちとのあいだには隠し子の噂もちらほらと。そんな男でも、大公や諸侯の虚栄心をくすぐる弁舌には長けているらしく、北や東との橋渡しとして権勢をふるっているのだとか。

「北や東?」

 怪訝そうに口にしたレオに、地図をごらんなさいよとレネは指さす。

「ソーヌは北の街道の要衝なのよ。背後にはエーグモルト、北部から東部へと広がる<帰らずの森>を縫うように走る<王の道>をたどれば、東の砦やデュフレーヌ、シシリーやシエナ・カリーンにもつながる南の街道に出るでしょう」

 ほっそりとしたレネの指先がたどってゆく紙面を見やりながら、レオはふとあることに気がついた。

「これは?」

 ソーヌから北へ、<しろがね>とだけ称される山と、<帰らずの森>にもつながる<黒>とだけ称された深い森のあいだを通りぬけていく一本の道を指した。

「それも街道よ」

 レネのこたえに、細く細く、ところどころ途切れそうになる道をどうにか辿ってゆく。やがてそこを抜けると――

「エクセター」

 バレンツの氷海を臨む、北の地を表すことばに指が触れた。


 かの騎士たちにしてみれば、退くに退けなかったことだろうて。そこが陥ちれば、もはや後がなかったのだから。


「どうしたのよ」

 レネの言葉にも答えず、レオは食い入るように地図を眺めやった。砦の長がぽつりと語った、かつてエーグモルトの近郊で討ち死にしたという騎士たちの一団のことが、どうしても頭から離れなかったからだ。

「ちょっと、聞いてるの」

「そこにある本をよこせ、レネ。赤い表紙のやつだ」

 少年の言葉に、なによ偉そうにと唇を尖らせたレネが本の砦の中から引っ張り出した一冊を渡してくる。それを広げると、ここ十年ばかりのあいだに起きた事件にまつわる記述をレオは懸命にたどってゆく。

(<髪あかきダウフト>なるむすめ、東の砦に。南東のオード、全域が壊滅。西南のパルミエ近郊にて魔族を撃破。東の砦、第十七代騎士団長以下十数名の<狼>が討ち死に。西のウォリック壊滅。城砦都市イグザム陥落。南のデュフレーヌへ大規模な侵攻――)

 淡々と綴られた記述を遡っていったなかに、レオは見いだした。

(北のエクセターへ魔族の侵攻、住民の五分の一を喪失)

(ソーヌの駐留部隊、全滅。大多数は北のエクセター出身)

(エクセターの)


 とうさま、どうしたの。


 脳裏へ鮮明によみがえったのは、父の横顔だった。

 凶事を示す黒いリボンをほどき、広げた書簡へと目を通すなりそれを握りつぶしたときの憤怒と慟哭、はかり知れぬ悲哀に満ちた表情を。


 見棄てたのか、誇りたかき戦乙女の裔たちを。踏みつけて一顧だにせぬ草のように。


 どうしてないてるの、とうさま。


「レオ」

 気分でも悪いんじゃないのと問うてきたレネに、ほかの本をよこせとわがまま侯子は促す。

「エクセターの騎士は、ソーヌにいたんだ」

「エクセター?」

 あんたは本当は何を調べたいのよと問うたレネに、理由だとレオは応じる。

「騎士にならざるを得なかった理由を」

 穏やかな故郷で自分なりの夢を育んでいたであろう黒髪の子供が、剣を取り屍を踏み越え、血と汚泥にまみれてまで生き延びねばならなかった理由を。

「理由?」

 問い返してきたレネにもかまわず、違うこれじゃないとレオは本を脇によける。

 つぎつきに広げた記録に表された事実は、表現こそ異なれどいずれも同じものばかりだった。

 ソーヌにおいて、駐留部隊が魔族と衝突したこと。町は陥落の憂き目を見ずに済んだが、北と南それぞれの街道に繋がるふたつの城門の前で、魔族を迎え撃ったエクセターの騎士たちは残らず討ち死にしたこと。事実上の敗北であり、これ以降、魔族の侵攻がアーケヴ全域へ及ぶ一因ともなったのだと。

「違う」

 綴られていることが事実だというならば、どうして父があんな顔を見せたりするものか。

 デュフレーヌの誇りを体現する世継ぎの君でありながら、黄金の髪に彩られた頭を母の胸に預け、こどものように打ち震え涙を流すなどと。

「……騎士たちは、退くに退けなかったんだ」

 地図を見れば、一目瞭然な位置関係だった。

 ソーヌが陥落すれば、勢いづいた魔族の軍勢は北の街道を進み、首府エーグモルトやディジョン、モンマスといった北東の諸侯領へ一気になだれこむ。南の街道をめぐり来れば、デュフレーヌやベランジェール、海を臨むまちシシリーでさえも三月と保たずに陥ちただろう。

 そうして何よりも北の街道の先、忘れられた古い道の行き着く果てには、騎士たちの故郷が広がっている――

「ソーヌから退いて、古い街道とエクセターの防衛だけを考えれば全滅なんかせずに済んだんだ。けどソーヌを見棄てれば、アーケヴのどこにも望みが見いだせなくなることも」

「そして彼らは、それを充分に承知しておった」

 少年のことばを静かに引き継いだ声の主に、レネがまあと目を丸くする。

「ガスパール老」

 裳裾をつまんで優雅に身をかがめた金髪娘を、堅苦しいのはぬきにせいとやんわりととどめると、かつて騎士であったという老人は、ふたりと机にある諸々のものを見まわすなり、色気のない逢い引きじゃのうと人の悪い笑みを見せる。

「本の砦に紙とインクの軍勢か。まったく、師匠の妙な癖まで受け継ぎおってからに」

「誰が師匠だ」

 人のはなしを盗み聞きするなんてと抗議したわがまま侯子に、聞きたくなくともおぬしの声がでかくてのうとガスパール老はけろりと返してくる。

「おかげで、久方ぶりに忌々しいできごとを思い出したわい。ソーヌの破戒坊主めがもとで起きた災いを」

「知っているのか、長老」

 思わず聞き返したレオに、なんじゃ知らんのかおぬしはとガスパール老は呆れかえる。

「三つか四つだった僕が、覚えているはずもないだろう」

 父上の言葉だって今ようやく思い出したぐらいなのにと、心でつけ足したレオに興がるようなまなざしを向けると、ガスパール老は少年が広げたままにしていた本へと目を向けた。

「公の記録、それもエーグモルト寄りの書記がしたためたものに、おぬしの知りたいことなぞ残っとらん。すべてが巧妙に覆い隠されたからの」

「だったら、どうして長老が知っているんだ」

「そのころは儂もまだ騎士だった。息子とふたりの孫を喪うまでは」

 はるか遠い異郷に指揮官として在った折に、ソーヌにいた駐留部隊全滅の報を聞いたのだという。

「エイリイの裔たる北の騎士たちが、なぜに魔族どもに敗北を喫したのかと不思議でならなんだが――やがて我が領地に戻ったおりに、存命であった息子が思わぬことを口にしたのだ」


 ソーヌの破戒坊主めは、救いを求めて大聖堂に押しよせた民を見棄てて真っ先に町から逃げ出したそうですよ、父上。

 泣き叫ぶ愛妾たちを馬車に押しこめ、召使いたちには鞭をふるい歩行かちでゆかせ、町の守備を務めるはずだった騎兵や傭兵たちをみずからの盾として。

 大聖堂の隠し通路から慌てて馬を駆っていった彼奴の抱えた革袋からは、必死でかき集めた金貨や宝石がぱらぱらとこぼれ落ち、その行き先がエーグモルトであることを如実に告げていたのだとか。


「恐慌状態に陥った町のものたちが、必死ですがりついたのがソーヌに駐留していたエクセターの騎士たちだった」

 どうか我らをお見棄てくだされるな、代わりにこの皺首を差し出しますゆえと、大聖堂の老いた鐘つきが騎士たちの前で地に頭をすりつけて懇願したときだ。

「誰もがその年寄りの首がころりと落ちると思うたとき、鐘つきの前に身をかがめ、顔を上げられよと穏やかに諭した騎士がおったそうじゃ」

 円卓の王が生誕なさることを予言した老賢者をむごく打ちすえた、いにしえの暴君ではあるまいにとつけ足して。さあ向こうで怯えている孫を安心させてやるがよいと鐘つきを諭すと、騎士たちを率いていた壮年の男は、居並ぶ同胞たちへと振り返ったのだという。

「この町が彼奴らの手に落ちれば、後がないのは我らとて同じ。退けばたやすかろうが、やがて召される<母>の御許で我らが父祖に何と申し開きができようかと話した騎士に、両の頬が腫れ上がるほどに打ちすえられても、けしてお赦しはいただけますまいと応じた若い騎士がおったそうだ」


 援軍が訪れるまで辛抱すればよいのでしょう、父上。我らに対して魔族は五倍の軍勢、単純に計算すればひとりが五匹と対峙する大仕事でしょうが、町の者たちも協力してくれるのですから必ずや持ちこたえるでしょう。


「やがて魔族の軍勢による攻撃がはじまり、エクセターの騎士たちと町の男たちはもとより、女子供や年寄りまでもが加わって皆で必死に応戦したそうじゃ。なかでも若い騎士と刃を交えた魔族どもは、同胞の屍がつぎつぎとソーヌの地に晒されるさまにかの者をたいそう憎み、また怖れたというぞ。それが証拠に、若い騎士がいくさ場に斃れた折には、誰ひとりその首を討ち取ろうとはせなんだとか」

 貴様の首を手柄としてやるわと豪語し近づいた魔族に、最後の力を剣にこめ敵の喉笛に突き立て、みずからの道連れとした男がふたたび立ち上がるのではという恐怖が、魔族たちの心を満たしたのだろう。

「ようやくエーグモルトから駆けつけた援軍と、歓呼とともに城門を開けた住民たちが目の当たりにしたものは、魔族どもの屍のあいだに横たわる騎士たちの亡骸だったそうじゃ」

 涙ながらに死せる騎士たちを悼むの町の人々の前に現れ、あたりをぐるりと見まわすと、場違いなほどにきらびやかに飾り立てた司教はただ一言、臭い出す前に早う片づけるがよいと告げたのだとか。

「憤激した町じゅうの者たちに馬から引きずり下ろされ、袋叩きにされ石もて追われての。それでもあの破戒坊主には、ソーヌの司教座が生命よりも惜しかったらしいわ」

 二年の月日をかけて反抗する者たちを町から追放し、ふたたび司教の地位に返り咲いた。そうして最初に発した命令が、件の騎士たちを讃えることを禁じたものだというから呆れるよりほかはあるまい。

「卑劣な」

「そう思うか、小僧。だが奴に追随した輩も多かったこともまた事実ぞ」

 みずからの地位をおびやかすようなものなど、捨ておくことなどできはしない。ならばすべてを、自分たちの都合のよいようにねじ曲げてしまえばいい、なかったことにしてしまえばいい。

 死者たちは、もはや何ひとつ声を上げることなどできはしないのだから。

「それがこれじゃ。エクセターの騎士たちとソーヌの町の住民たちが手に手を取って戦ったことなど、何ひとつとどめられぬ記録。あたかも騎士たちの敗北が、アーケヴ全土にいくさの災いを広めたかのような記録」

「ひどいわ」

 横から上がった声にレオは振り返った。目を真っ赤にしたレネが、なによ見ないでちょうだいとばかりに睨みつけてくるさまに、思わぬものを見てしまった驚きを隠せなかったものの。ベルトに下げていた物入れからきれいなリネンを取り出し、無造作に金髪娘へと手渡した。

「何よ、これ」

「いいから拭けよ、うっとうしい」

「何よ、女の子に向かってその言いぐさ」

 ほんとに気遣いのないやつねといいながら、レネが手渡されたリネンで思いきり鼻をかむさまに、ぶつくさ言うわりには使っているじゃないかと内心でぼやきつつ、レオは長老へと向きなおった。

「ソーヌの人間が全員、司教に唯々諾々と従ったわけじゃないだろう。いくら記録をねじ曲げたところで、騎士たちとともに戦った者の心までねじ曲げることなんか」

「よいところに気づきおったの、小僧」

 そのとおりじゃと笑ったガスパール老が、ソーヌの大聖堂には若い鐘つきがおるそうじゃと言葉を継いだ。

「敵が迫ったことを、布陣した騎士たちや町の者に知らせるために懸命に塔の鐘を鳴らしつづけ、魔物の放った矢に射られた老いた鐘つきの孫での。最期までけして剣を放そうとせなんだある若い騎士の名を、いまでも胸にとどめておるそうじゃ」

 少しがまんすれば、町の外に遊びに行けるぞ。ソーヌの春はまだ見たことはないが、きっとエクセターに劣らぬほどに見事なものなのだろうな。

 そう笑って、やさしく頭をなでてくれた騎士の名を。

「騎士さまのお名前は、何とおっしゃいましたの。ガスパール老」

 くすんと鼻をすすりあげながら問うたレネに、かつて<オルテスの鷹>とうたわれた老人は静かにこたえた。

「エクセターのエドワード」


 彼は笑っていたそうだよ、エルヴィラ。

 父御や同胞もろとも裏切られ、異郷の地に屍をさらせと告げられたというのに、穏やかに笑っていたそうだ。

 最期の一歩、最期の一息まで、けしてあきらめようともせずに。


「エクセターのジェラルドが長子。おぬしの師匠の、十四も離れた実の兄じゃ」


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