一瞬の風に声を乗せるへの応援コメント
冒頭の文章、数行で物語に惹きこまれるのを感じたのは久しぶりでした。
物語の素晴らしさや、描写の鋭さは他の方も仰っているとおり素晴らしいです。
さらに文体の特徴も物語の土台を作りあげているように思えました。
短いセンテンスと体言止めをバランスよく用いた文体から、物語のキャラクターの”生き急いでいるかのような必死さ”が滲むようでした。
冒頭の
>スタートは上々。前から5番目。なかなかいい位置に着いた模様。
のようなリズミカルな文章(上記は都都逸、七、七、七、五のリズムに似てると思いました)も随所に散りばめられていて、詩や唄のような印象も受けました。
物語の良さは当然ながら、物語に直越関係の無いはずのこのようなギミックが見事に背骨になってるように思えます。
読むうちにどんどん物語に惹きこまれて、グラウンドの風景、温度、砂っぽさ、登場人物たちの熱量が想起される、素晴らしい小説でした!
作者からの返信
お久しぶりです。
コメントありがとうございます!
描写や文体は「見上げた空は青かった」よりもハッキリと書き上げてみました。
”生き急いでいるかのような必死さ”
→お分かり頂けて嬉しいです!
あとがきにもあるように、グラウンドの少年少女は「その瞬間」が全てなんですよ!
”リズミカルな文章”
→グラウンドを走る時の疾走感を知ってもらいたいが故の文体です。(ただ好きだから使ってるというのは目を瞑ってくださいな)
イメージはスポーツの実況中継です!
一瞬の風に声を乗せるへの応援コメント
私も凡人で、周りには全国で戦えるようなすごい選手がいて、なんだか昔もがいていた記憶が蘇って泣けました。忍に幸あれ!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
書きたかったところが朝田さんに届いて何よりです。
忍には幸せに引退して欲しいものです。
一瞬の風に声を乗せるへの応援コメント
一冊の文庫本。学生たちの青春を描いた陸上部のストーリー。
現代ドラマの一幕。全話の全て。
それを、このたった一話の短編に圧縮したような、詩のようにすら思える小説。
特別なことを書いている訳じゃない。別に、特段、光り輝くような尖ったものを感じた訳じゃない。
けれど、なぜか………引き込まれる。
朝、読書の時間が設けられた一時。
このワンシーンを読んでいる自分の姿が、そのワンシーンの情景を頭の中で浮かべている姿が。
わいは思い浮かべました。
一言だけ述べるなら。
青い春、あっという間に過ぎ去る時間の中で、一生懸命に頑張る男の子の輝く姿が、俺の心を掴みました。
作者からの返信
素敵な感想ありがとうございます。
レビューもとても嬉しかったです!!
小説でよく取り上げられる陸上競技は天才の苦悩だったり、ゼロから初めて才能を開花するような華々しいお話ばかりです。
だからこそ、天才だけが全てじゃない、凡人と言われようが少年も少女も同じトラックを走ってたんだ、と伝えたかったんです。
ありがとうございました。
一瞬の風に声を乗せるへの応援コメント
読ませていただきました。
日記?エッセイもエネルギーがあって眩しいですね。
この作品、触感があって素晴らしいです。
砂イヤじゃない? って聞くのと同じ意味ってフレーズが、実感があり、とても刺激になりました。
良いものをありがとうございました(^^)
作者からの返信
日記まで読んでいただけて嬉しいです。
素敵な感想ありがとうございます!