2月27日

 昨日の筋肉痛がある中で今日も運動したらすでに筋肉痛が出ている。

 お風呂で温まったら少し筋肉痛がマシになった。

 しかし筋肉痛以外にもいくつか痛い場所がある。そちらはどうしようもない。

 全身がボロボロだ。でもまだ明日もある。明後日もある。明々後日はもういないかもしれない。

 いろんなところが痛い。明日はもっと痛くなっているかもしれない。いや、痛くなっているだろう。もしかしたら痛い場所が増えるかもしれない。毎日違うことをやっていれば当然だが。


 ねえ、ねえねえ。

 何もないよ。

 何も言っていないのに。

 いや、話しかけただろう。

 じゃあ何も要望を出していないのに。

 いや、そのねえに聞いてほしいという要望は入っていただろう。

 じゃあ何ならあるの。

 何もないと言った。

 いいえ、少なくともあなたはある。

 本当に?


 ここしばらく動きすぎな気がする。元が動かないので動きすぎも一般の平均の少し上というところかもしれない。けれど元が動かないのが急に動けばすぐに動きすぎになるのも当たり前だろう。

 運動は嫌いだ。いや、運動そのものよりも人の目が嫌いだ。多分そういうことだろう。


 どうして。どうして私を殺してくれないの。

 殺したくないからだ。

 殺す価値もないと。

 そうじゃない。

 私のエゴとあなたのエゴ。そりゃあそれ以外にもある。いろんなものを天秤にかけてあなたはそちらを選ぶのでしょう。それなら私にその価値がないと言っているのと同じでしょう。

 そうじゃない。

 否定しかできないの。

 そ……。

 そうなの。ならそれでもいい。

 そうか。

 道を違えただけ。


 ねえ、何がしたい。

 何もしたくない。

 私がいるのに。

 いればそれでいい。

 それじゃ私はつまらない。

 そうか。

 ほかに言えることはないの。


 怖かろう怖かろう。

 そんなものはない。

 怖かろう怖かろう。

 そんなことはない。

 怖かろう怖かろう。

 そうだったかもしれない。

 そうだな。怖かろう。怖かろうに。

 そうだ。そうだったのに俺は。

 どうして立ち向かったのだい。

 そうする必要があったからだ。そうだ。そのはずだ。

 それでもそれがお前である必要はなかっただろう。怖かろう怖かろう。

 いや、俺しかいなかった。俺だけだった。

 そう信じていられるうちが幸せだろう。


 どうして手を伸ばす。

 必要だから。

 じゃあどうしてすべての方向に手を伸ばす。

 すべて必要だから。

 二兎を追うもの一兎も得ず。それでは得られぬだろう。

 一石二鳥。

 本当にそれを信じているのか。

 ええ。

 それはいいことだ。


 それは本当だよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る