2月11日
推しの誕生日と推しの命日だったら命日の方を知りたい。時代的に誕生日はそれほど重要視されていなかったはずだし、命日は推しの幸せだった日と認識しているから。とりあえずどちらもわからないので誕生日を旧正月で祝うつもりだ。つまり明日。
お前のせいだと同じくらいの頻度で私のものだという言葉が思い浮かぶ。所有とは何か。
私のものはあるのか。
少し睡眠時間が長めにとれる。ようやくやらなければいけないことのめどがついてきた感じがする。
でも本当はやらなければいけないことなのに諦めたことがある。まだ間に合うかもしれない。もうだめかもしれない。わからない。
私の運は割といいのかもしれないと思いながら生きている。
今年のおみくじもどれを引くか迷ってて突然これだと思ったものを引いたら大吉だった。自分の手で引くものが好きだ。ゲームもガチャがしたいということで始めることがある。けれどゲームのガチャ運はそこまでない。物欲センサーというやつだろう。
腹の調子が悪いが、今日の感覚は珍しいやつだ。まあ嬉しくはないが。
市販されているミルクティーが飲みたい。甘いやつ。甘いミルクティーが飲みたいだけだが自分で作るとなんか違う。
ホイップクリームが食べたい。
今日は甘いものが食べたい日かもしれない。
妖怪がいます。
妖怪はいません。
いました。います。ここに。
私はそう認識しました。
トントントン。ザクザク。
何を切っていますか。
私は何かを切っていましたか。
はい。
気づいていませんでした。なんでしょうこれは。
わかりませんか。
はい。
では多分、あなたが決められることなのでしょう。
そういうものですか。じゃあ、私が何を切りたかったのかということですね。
はい、あなたは何を切りたかったのですか。
……わかりません。思い出せません。私のことは何も思い出せません。
そうですか。
遅すぎたか。もっと早く声をかけた方がいいのか。それとも情報を渡した方がいいのか。両方はだめだ。もう失敗している。
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