登場人物紹介(第三章)

●リリス・フランベール

 実年齢は2歳だが肉体年齢は15歳前後の魔族の少女。ボロニア出身。

 AAランク、土属性の操作系魔道士。

 生まれてからずっと一人で育ったため、一般常識に欠けるところが多くみられる。

 初めは言葉を知らなかったが、魔族としての能力で驚異的な早さで言葉を覚えた。

 リリスと言う名は父親と思われる前町長の遺品に子供の名前のメモがあり、この名前に印がついていたから。

 フランベールと言う名は婚約発表前なので母親と思われるサテラのファミリーネームからつけられた。

 

 魔族としての能力“魅了チャーム”と固有の能力“崩れる石像ストーンアッシェ”の二種類の能力の使い手。

 ポーラに魔族の中でも特に魅力的な容姿を持ち、“魅了チャーム”を使うことから、

 “夢魔族むまぞく”でないかと思われているが、物的証拠は無いため疑惑程度である。

 魔法に優れた種族であること、操作特化であることから“崩れる石像ストーンアッシェ”の制御は既に出来るようになった。

 

 匂いで人の有無が解かるほど敏感だが、その分強烈な臭いは苦手。

 そのためトウヤと共にある程度慣れる修行を行っている。

 また非常に高い魔力の回復力を持っている。

 

 ボロニア出身のため、メリオル基準で十数年に一度歳をとる。


●ウィンリー・マーキュリー

 21歳の女性。メリオル出身。

 一応魔道士としてBランクを持っているが、サポーターとして魔道士を支えている。

 手先が器用で探知、撮影など上手く熟すことでも知られている。

 ポーラの担当になる機会が多いことから、エルメント・ジュエルの専属となった。


●レナ・スミス

 16歳の少女。

 まだ経験の浅いサポーターで、ウィンリー指導の下で仕事をしている。

 まだ誰に対しても一定の壁があり、全員に対して敬語で話している。

 

 リーシャの特異体質や地球人の存在に驚きつつも、真面目に仕事を熟している。


●町長

 リリス討伐クエストの依頼人。

 前町長である兄の死後、後を継ぐ形で就任した。兄をとても尊敬している。

 兄が優秀で人望もある人気者があったため、力不足と見られがちだが優秀な方である。

 兄が死んだときにその婚約者サテラへ放った暴言がきっかけで魔族が滅ぼされたことを悔いている。

 初めは復讐されることに怯えていたが、それが無いことを知り和解した。

 しかしきっかけを作ったことには変わりないので後ろめたさは持っている。


●補佐役

 町長の仕事をサポートしている。

 過去の虐殺に参加したことをとても悔いており、クエストに協力的だった。

 リリスに謝罪することである程度の区切りをつけた。


●前町長

 現町長の兄で故人。原因不明の衰弱で若くして亡くなった。

 完璧超人と言われるほど優秀で、人の心を掴むのが上手い人気者だった。

 生前、内輪だけに婚約の意思を示し、家族にはサテラを紹介していた。

 しかし発表前に病に倒れ、そのまま息を引き取った。

 遺品に子供の名前を考えたメモと思われるものがあったことから、

 サテラが妊娠していたことは認知していたものと推察される。


●サテラ・フランベール

 魔族の女性。故人。生前は看護師として医療現場に携わっていた。

 前町長と婚約の約束をしていたが、発表前に前町長が亡くなる。

 その後前町長暗殺の嫌疑をかけられ一族と共に虐殺されたと思われていたが、

 郊外の森で生き延び、リリスを産み、暴走で亡くなったと推察される。

 リリスとよく似た容姿だが、身長はリリスより高い。

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