第30話 球技大会

「うぅぅぅぃーす」

「着信?」

「寒いんだよ」


 じゃんかば


「もうすぐ卒業式ね」

「その前の最後のbigイベント球技大会様よ」

「男の子って球技大会好きだよね」

「活躍すれば友達もガッポガッポよ」

「へー」

「そこで相談なんだけど何出たらかっこいい」

「イケメンがやったらかっこよく見えるよ」

「俺がやったらでお願いします」

「何があるの?」

「今年はバスケとバレーとバドミントンと卓球」

「バスケ出なさい」

「一択?」

「バレーもいいけど」

「バドミントンさんと卓球さんは?」

「見てて地味。飽きる」

「辛辣」

「じゃあバドミントン出れば?」

「バスケ出ます」

「バドミントンさん達可哀想に……」

「あいつらの分まで……頑張っからよ……」

「まあ頑張りな。ちゃんとクラスメイトの応援行くのよ。教室にひきこもってストーブの前とかにいちゃダメだよ」

「しそうでしたわー」

「だと思った」

「アドバイスせんきゅ。じゃ」

「またね」


 スポーツ中は顔面にバフがかかる。

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