茶目っ気タイム

どうしたんだい？

やぁ子猫ちゃん

どうして泣いているんだい？

仕事を干されてしまったからだって？

アハハハハハ！　何だ、そんな事だったのか。

すごく安心したよ

僕はてっきり、君が病にでもかかっているのかと思ったんだ

大事が無くて良かった。

まぁまぁ、そんなに怒らないでくれ。

…………うんうん。

確かに泣いて、傷ついている人に使っていい言葉でなかったね。

すまない、許して欲しい。

ふむふむ、なるほど。

僕には危機感が全然足りてないというんだね。

OKハニー。

君の言う通りだと思うよ

たださ、

僕にとっては干されることが生まれて来た理由だからね。

そして、ふやかされて、最後ブヨブヨになったら捨てられるのさ。

僕はさ。

全世界がセクハラ問題にナイーブになっている中で、

揉まれるだけ揉まれた挙句に、晒されるだけ晒されるんだ。

そして、最後は太らされて捨てられる運命だからね。

最初は軽いこと求められて干されるのに、

最後は浸けられて太らされるなんて…………

ちょっと酷いと思わないかい？

だから、

干されて泣ける君が……少し羨ましかったのかもしれないな。

それでもさ、僕としては人の手ならいいんだ。

でもね。

最近では、人の温もりを感じることもなく、生涯を終えることも多いんだ。

生まれてから、そのほとんどが機械の手によって、なんだよ？

つまりはだ、

生まれてからずっーと、僕は機械にセクハラされ続けるんだ。

その気持ちがわかるかい？

そして、小分けにされて、

湯の中に直接ダイブさせられて、ゴミ箱にポイっだ。

うん？　僕が誰かって？

やだなぁ、お茶っぱに決まってるじゃないか。

で、そんな僕から、君一つだけ教えたい事があるんだ。

ハチャメチャも、イチャイチャも、お茶ではないんだぜ？