第14話 図書館にて

 俺はルナ姉の店を出た後、気になるがあって、町の図書館に向かった。

 何が気になったかって?そんなの「鑑定」のスキル以外ないじゃん?めっちゃ今気になってる。気になり過ぎて発狂しそう。


 とかいうわけで、来ました図書館。もちろん遠回りしてきました。


 俺は図書館に入って司書の下へ行き、「鑑定」についての本を探して欲しいと言ったら20冊ほどとってきてくれたので、詳しく書いてそうな4冊だけお借りして図書館内で読むことにした。


 司書さんは俺を見て「勉強熱心ですね。」と言ってきて「そうかもですね。」とは答えたけど、誰にでも知的欲求というものはあると思っていたので、俺は少し不思議そうな顔をした。


 探すこと3時間、、、、

「ない、、、全然書いてない、、、アレはルナ姉のただの悪戯なのか?、、、あり得る。ルナ姉ならそういうこともやりかねない。」


俺が探した5冊には俺が知っている、Eは29まで、Dは49まで、Cは69まで、Bは 89まで、Aは100まで、Sは100以上とS級アイテムの鑑定可能、ということが長々と書いてあるだけだった。


 なんの収穫もなく終わってしまったことに少しだけ後悔をしていた。

「もう少しなんかあってもいいだろ。俺が飛ばし飛ばしで読んでたから、ちょうど飛ばしたページに書いてあったとか?いや、それはないだろう。まぁ、今わかっていることはわからないということ。」


なに簡単にまとめてんだ俺、わからないと意味ないじゃん。


 と、こうして俺には図書館に行って調べ物をするという日課が増えた。

 


 それから1週間、毎日図書館で10冊、家で4冊の計14冊を読んでいた。1週間で88冊。ただいま8日目、90冊目に突入します、、

 1週間前の俺。知的欲求?は?もうこの1週間文字しか見てないと言っても過言ではないよ。もう鬱になるレベルでやばい。感情も精神も崩壊しそうなんですけど、、、

 もう常に文字文字してて文字になりそう。

というかもう文字になりたいくらい文字だよ。

 俺なに言ってんだろう。意味不明。明日は休みにしないとやばいな、、


 と長々意味不明なことを考え始めたのでとりあえず、、


 


〜〜〜〜〜1時間の休憩〜〜〜〜〜






 なんとか、精神の崩壊を防ぎましたローランです。

 本をかなり読んでいろんなことがわかりました。

 

 まず一番最初に言いたいのは、勉強は本当にベンが言っていた通りほどほどにしておいた方がいいです。いや、マジで。

 やることはいいことなんですが、無理にやり続けると文字になってしまいます。お気をつけください。


 じゃなくて、、いろいろわかったことがあります。まぁ簡単に説明すると、前世でいうヨーロッパ辺りが今ヴァルガン王国がある場所で、細かく言うと、ちょうどベラルーシの辺りにあるみたい。まぁ、他にもいろんな国があったけどそれは行った時に説明することにしよう。てか誰に説明してんだろ俺。マジで頭おかしくなってるわ。まぁいいや。


 次にベンが言ってた極東、つまり日本の位置あたりに精霊の国スピライト共和国というものがあるらしい。そこには精霊や妖精などの少しスピリチュアルな感じの人たちが生活しているらしい。人ではないけど。


 そんでアフリカ大陸方面に獣人の国、モデスティ王国があるみたい。モデスティって絶対逆なイメージだよな。勝手なイメージだけど絶対モデスティではない。

 そんなことはどうでもよくて、大体エジプトの位置くらいかな?多分そんな感じ。


 最後に魔族、魔族の国はオセアニア付近にある。場所はオーストラリア辺りで名前は普通に魔族帝国みたいだ。そういうとこテキトーらしい。いいじゃん。シンプルイズベスト!


 それで、アフガニスタン辺りの西アジア辺りには中立都市ドライアードがある。ここが世界で1番大きい町、というかもう国だね。全種族集まってるみたいで、魔族が入っても大丈夫なように周辺に魔法陣がいくつもあって、なんかもうすごい結界があるみたい。見てないから知らんけど。

 

 で、残ってるアメリカ辺りは人族が住んでるらしくて、南アメリカ辺りは獣人、ロシアの北側とか北極南極は未開拓領域らしい。

 

 そんな感じでいろんな国や町だったり、その周りにはムラムr...じゃなく、村々があるみたいだね。

 もっといろいろ知識は得たけど今日はもう頭がもたないからとりあえず家に帰って寝る。そうしないと死んでしまう、、



 ということで、家に帰ってすぐさま寝ましたローランでございました。

 ちなみに、これだけ「鑑定」について調べましたが全くございませんでしたので、途中で諦めて地理や公民、経済について調べていました。

 勝手に始めて勝手に諦めました。


 俺は俺に言いたいことがある。俺の時間を返しやがれ、、、、

 そうしていつもの平穏な時間が流れていった。

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