悪魔の契約
七星はく
第1話 契約
悪魔;「おい人間、俺様と契約しろ!」
人間;「なんで?」
悪魔;「そんなの何でも良いだろ。とにかく契約しろ」
人間;「僕にメリットがあるの?」
悪魔;「契約してくれたら願いを一つだけ叶えてやる」
「ただし、一回だけだ」
人間;「分かった、良いよ。契約してあげる」
「願いはいつ叶えてくれる?」
悪魔;「いつでもでも叶えてやる」
人間;「じゃあ今願うね、願える回数を百回に増やして」
悪魔;「そんな事で良いのか?」
人間;「うん」
悪魔;「本当にいいんだな?」
人間;「さっさとやってくれ」
悪魔;「分かった」
「増やしてやったぞ」
人間;「じゃあ、100万円頂戴」
悪魔;「それは無理だ」
人間;「なんで?何でも叶えてくれるって言っただろ!」
悪魔;「最初に言ったろ、願いを叶えるのは一回だけだと」
「そして、お前が望んだのは願える回数を増やすこと」
「この願いで、一回分だ。たとえ願える回数を増やしても最初の願いが全
てだ」
「あばよ、お前のおかげで、会社をクビにならず済んだ」
人間;「そんな… 。僕に何の得も無いじゃないか」
「ただ利用されただけか、期待しただけ損だったな…」
悪魔の契約 七星はく @warewakami
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます