修学旅行のレクリエーション
足立 翔吾
第1話 中3になった。もうすぐ修学旅行
クラス替えがあり新しいクラスにも慣れた頃、5月の修学旅行の夜の出し物を決めるのに、生活指導の先生から何人かの男子生徒が無作為に選ばれ、一室に集められた。
呼ばれた方は何をさせられるのか不安だったが、先生の中ではもう決まっていた。
内容は一言でいうと、女装して音楽に合わせて踊るというものだった。
周りを見ると、女装が似合いそうなヤツばかりだった。
「え、俺もか?」
少しの自覚はあったので呼ばれたのも仕方ないと思った。
だが中身の性格は違うし、踊れないし、そんな趣味はないので
正直イヤだったが、一人だけ逃げるわけにもいかなかった。
その先生は俺が入ってる運動部の顧問だし。
俺は覚悟を決めた。
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