平凡男子の本気高校生活(仮)
@Tnissy
第1話
「貴也(たかや)~ご飯できたわよー!」
母の渚がキッチンからお皿を抱えて出てくる。
「はいよぉ」
読みかけの漫画を閉じてリビングに向かう。
「そんなにだらけて明日から大丈夫か心配になるわ、、」
今は4月、明日から学校も始まるが一人暮らしも始まる。母は仕事のできる女社長で忙しい中、女手一つでここまで育ててくれたが俺が高校に上がるのに合わせてさらに事業を拡大するべく海外進出することになり今日は日本を旅立つ前の最後の日だ。
「今日の夜から私はいないんだからね」
母は心配そうに呟く。
「大丈夫だよ」
一人暮らしが決まってから何回も言われてる言葉だが母には心配かけたくないので真面目に答える。
「じゃあ冷めないうちに食べましょ、」
やっぱり心配なのかいつもより元気のない母。
「大丈夫、何かあればすぐ連絡するよ」
心配かけないように元気に答える。
「行ってくるわ」
あれからまた家事のことやらいろいろ聞かされ家を出る時間になった。
「高校生活楽しみなさいよ♪」
バイバイと家をでて行った。寂しさも少しはあるが母も言ったとうり明日からは高校生活がはじまる。
「よし、楽しみますかぁ」
1ヶ月前から決めていた。
本気で高校生活を謳歌すると。
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