第八話 意気込む
「じゃあ、学校行くよー!
レッツゴー!」
「零、うるさい
落ち着いて」
「そうよ、零
朝だっていうのに騒がしいの零しかいないわ
その元気は、どこからくるのかしら?」
と誰かが言う
この言い方の人、誰かいたっけ?
「咲、前の口調に戻ってる」
「いいわ!
この言い方に戻ったんだから、誰かさんは、誰が誰かわかるようになるのだから
光、これが本当の私よ!」
輝空から、光になってる
前の私?
昨日は、じゃあ誰だったんだ?
「昨日は、久しぶりにこの地に来たのだから、緊張したのよ
悪いの?」
咲が僕の心を読んだのか、答えてくれた
「ほら、咲行くよ」
「ひかーるー!
早く行くよー!」
と前髪をあげている女子が言う
「待って!
今、行くー!」
と僕が言う
今日から、僕の生活が変わる!
と謎に意気込む僕だった
学校に着き、上履きに履き替えていたら
「あいつじゃね?
かわいい五つ子と一緒に登校したって奴」
「はー!
あの影が薄い、輝空だぞ!
嘘だ!」
「それがなー
目撃したんだよー
六人で登校してるところ、楽しそうにな
ボコボコにする!
一緒にしようぜ」
「いいよ
俺もムカついてたからスカッとするかも」
「じゃあ、今日の放課後でいいか?
今すぐボコボコにしたいからな」
「オーケー」
と聞こえてきた
これは、盗み聞きか?
悪いことしたなー
でも、ボコボコにされたくない
しょうがないか
やられたら、やり返す!
待ってろよー!
また、意気込む
未来への道 髙橋凛杏 @anly
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